子どもに「見直しをしなさい!」と言う前に。
多くの指導者は、うっかりミスが目立つ子どもには「しっかり見直しをするように!」とアドバイスをします。
確かに「見直し」をすることで、ミスを防ぐことはできます。
しかし、「うっかりミス」が目立つということは、その子どもはうっかりミスをしやすい「視点」を持っているということです。
そう考えると、「見直しをするように!」とアドバイスをする前に、まずその「視点」を、うっかりミスをしにくい「視点」に修正してあげることが、必要だと思います。
この「視点」が修正されない限り、いくら一生懸命見直しをしても、あまり意味はないでしょう。
なぜなら、うっかりミスをする「視点」で見直しをしているのですから、いくら一生懸命見直しをしたとしても、「うっかりミス」をうっかり見逃してしまうからです。
では、どうすればその「視点」は修正されるのか。
それは、できるだけ子どもに学習後の丸つけをさせてみることです。
「うっかりミス」が多い子は、大抵丸つけが正確にできていません。
ミスしている問題を正解の扱いにしていたり、また逆もあります。
こういう「視点」だから、「うっかりミス」がなくならないのです。
「うっかりミス」をなくすには、まず日々学習した内容を、正確に丸つけができるようになることを目標にしてみてください。
そうすると、少しずつうっかりミスをなくしていくことができますからね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?