でき太くん三澤のひとりごと その103
◇ 子どもは自分のうつし鏡
私が普段子どもたちと接する際に意識していることがあります。
それは、
「子どもは自分のうつし鏡である」
ということです。
私たちは大人は、子どもと接する際には、子どもをより良く成長させてあげることを意識していると思います。
たとえば、子どもがウソをついたとき。
「ウソはいけないよ」
と子どもにアドバイスします。
でも、私もウソをつくことはないだろうか。
子どもが「やりたい!」といって始めたことを中途半端にしてしまったとき。
「自分がやりたいと思って始めたことは、中途半端にせず、最後まで取り組むべきだよ」
とアドバイスするかもしれません。
でも、私も物事を中途半端にしていることはないだろうか。
子どもが友人関係で悩んでいて、なかなか自分の思いを言えないとき。
「勇気を出して自分の思っていること、感じていることを素直に伝えてごらん」
とアドバイスするかもしれません。
でも、自分も人に自分の感じていることを素直に言えないことがないだろうか。
このようにして子どもたちを自分の鏡だと思って、自分を見つめ直してみると、私の場合はたいてい子どもたちと同じような傾向があります。
だから私も、子どもたちと一緒に自分を変えていくことができるように努めています。
こういう姿を子どもは見ていないようで、しっかり見ているので、私が変わると子どもたちも少しずつ変わってきます。
昔の人は、子どもは親の背中を見て育つといっていたようですが、まさにこのことなのではないかと思います。
私の場合は、このことは子どもたちだけでなく、すべての対人関係においても意識しています。
自分にイヤなことをしてくる人。
わがままで、自分のやりたい放題する人。
すぐに怒鳴る人。
いつも影で人のうわさ話をする人。
そういうとき、自分にもそういうところがないだろうか、と自分を見つめてみる。
人は自分のうつし鏡。
鏡をみて、自分を成長させていく。
そんなことを意識して、日々過ごしております。
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