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でき太くん三澤のひとりごと その150

◇ 6月20日


6月20日。
早朝。
ふと思ったこと。

それは、「でき太くん」を学習しているみなさんのお子さんは、大人でも少し難しいことを日々取り組んでいるということです。

ご存知のように「でき太くん」には先生(教える人)はいません。
ですから、子どもは自分で読んで、自分で考えながら問題を解いていきます。
最初は、少し親御さんの説明が必要なこともあるかもしれませんが、多くのプリントを子どもたちは「自学自習」しています。

だれにも教わらず、自分で学び、自分で新しい知識を吸収しています。
算数が得意な子も、今は算数が苦手な子も、自分で読み、考え、学んでいるのです。
このことは、すごいことなのです。

子どもは生まれたばかりの頃、親御さんに頼らないと生きていけないほど依存度が高く、泣くことや表情でしか自分の要求を表現できませんでした。
そこから年数を重ねるごとに、少しずつ自分でできることが増え、自分で歩くようになり、次第に言葉も発するようになる。
こうして成長してきたわけです。

そして今、みなさんのお子さんは、自分の力で教わらずに自学自習しているのです。
これは私たちにとっては、本当にうれしいことですよね。

赤ちゃんのころは、あんなに小さかったわが子が、自分で考えて学習するようになっている。
この成長をうれしいと感じない親御さんはいないはずです。

しかし私たち人間は、毎日同じようなことが続いていると、それがあたかも当たり前のことであるように感じてしまいます。

「それくらい当たり前のことでしょ」
「え、そんなにすごいことなの?」

というように感じてしまうことがあります。

確かに、ある程度の年齢になって「自学自習」できていないようでは、成長はしません。
いつも教えてもらうことをあてにして、しっかりと自学自習できないようでは高校、大学の内容は習得できないでしょう。

ですが今、「でき太くん」を学習しているお子さんの多くは、その「自学自習」の姿勢を身につけている真っ只中です。その成長過程の中で、みなさんのお子さんは日々「自学自習」しているのです。

ときには解答書を丸写しにしたり、ミスした問題を正解にしていたり、数々の失敗をすることもあるでしょう。
それでも、今日も自分で考え、自分で問題を解き、自分で新しい知識を吸収しているのです。

就学期になり学校に行き始めると、一部のお子さんは「学校で教わっていないからできません」というセリフを言い始めます。
教わっていないことは自分の力ではできないと錯覚し始めるのです。

でも、あなたのお子さんは違います。
今日も教わらずに、自分の力で学校で習っていないことも学習しています。
これは、本当に素晴らしいことだと思いませんか。

昨日は実践教室があったのですが、そこでも私は子どもたちを心から褒めました。

「私に教わらずに、このわり算ができるようになってすごいね!本当に力をつけてきたね!」
「自分で新しいこともできてしまうなんて、本当にすごいね!」
「自分の力で学ぶことができるのは、本当にすごいことだよ!成長したね!」

その言葉を聞いた子どもたちは、実にうれしそうな顔をしました。

今日も、お子さんがしっかり「でき太くん」の学習を進めることができたら、ぜひ心から褒めてあげてください。
「自分の力で学習して、自分でできるようになるなんて、本当にすごいね!」と褒めてあげてください。
子どもは親御さんに褒めてもらうことが、本当にうれしいものですからね。

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