でき太くん三沢のひとりごと その1
投稿 その1
先日長野の教室のお子さんとオンラインレッスンをしました。
そのお子さんの学習の様子をじっくり見ていると、丸つけをしてミスがあったときに、ガラっと様子が変わりました。恥ずかしそうにミスした問題を隠すのです。
その際、私が感じたことは、「学校で身につけなくていい価値観を身につけてきている」ということです。
それはどのような価値観かといいますと、「ミスをすることはダメなこと、はずかしいこと」というものです。
おそらくこのお子さんは、学校でわからないことや、ミスした問題があったときに、はずかしい思いをしたり、怒られたりしたのかもしれません。
このような行動をとるお子さんの多くは、ミスした問題の答えを赤ぺんで記入して終了してしまったり、まだ納得できていなくても、そのままにする傾向が強いものです。
ミスはダメなこと、はずかしいことと思っているので、ミスとしっかり向き合えないのです。これは大人でもできていないことがあるくらいですから、この子を責めることはできません。
私はそのお子さんに、こんなアドバイスをしました。
『ミスをすることは、決してダメなことでも、恥ずかしいことでもないよ。学習をしていれば、必ずミスはあるもの。逆にミスがないほうがおかしいくらいだよ。〇〇くんは、学校で身につけなくても良いことを身につけているから、早速今日から修正していこう。
ミスはたくさんしていいよ。
10問中、10問間違えてもいいよ。
大切なことは、そのミスをわかるまで、できるまでやり直すこと。そうすれば、〇〇くんはどんどん算数ができるようになるよ。
ミスをしても、恥ずかしいなんて思わなくてもいいよ。だって、ミスをしない人なんていないのだから。
大切なことは、ミスを恥ずかしがらずに、しっかり向き合っていくこと。
このことをしっかり覚えておいてね』
もしお子さんが、〇〇くんと同じような行動をしたら、ぜひ今回のようにアドバイスをしてあげてください。
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先日、知人の田んぼに見学に行ってきました。
彼は、無農薬でできるだけ自然に近い形でお米を作っています。
食べた人みんなが健康になるように、祈りを込めて作っています。私は彼の農業に対する真摯な気持ちが大好きです。どのような気持ちで物事に向かうか。このことはとても大切なことだな、と思います。
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