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でき太くん三澤のひとりごと その164

◇  でき太くんからの手紙


こんにちは、でき太くんです。

今回はぼくのプリントを学習しているみんなに手紙を書いています。

ぼくがみんなに送っているプリントは、先生に教わらなくても「自分のちから」で学習できるようになっています。

もちろん、たまには「わからないこと」がでてきて、おうちの人に教えてもらうことがあるかもしれません。

でも、ほとんどのプリントは「自分のちから」で学習していけると思います。

なぜぼくが、先生に教わらなくても「自分のちから」で学できるプリントを作ったのか。
今回はそのことについて書いてみますね。


まず、ぼくたちが「新しいこと」を知るときは、先生に教わったほうが早くわかるようになります。

先生がわかりやすく、くわしく説明してくれますからね。

ここでみんなにひとつ質問があります。

教わってわかるようになったことは、忘れやすいという体験をしたことがありませんか。

「昨日先生に教わってわかったのに、今日同じ問題がわからない。あれ?おかしいぞ!」

「授業ではわかったと思っていたのに、宿題がわからない。あれ?なんでだ?」

というような体験をしたことがありませんか。

わかったのに、忘れてしまっている。

そういう体験をしたことがありませんか。

どうやら人間というのは、「自分のちから」を使っていないことは、忘れやすくなっているようです。

だからぼくは、みんなができるだけ「自分のちから」を使って学習できるプリントを作ったんだ。

そうすれば忘れにくくなるからね。

教わるよりも、ちょっと時間がかかることがあるかもしれないけど、みんなが「自分のちから」で読んで、考えて、問題をといていく。

「自分のちから」をできるだけ多く使うように考えて作ったんだ。

だから、ぼくのプリントをしっかり学習すれば、教わったときよりも忘れにくくなっていると思うよ。


さて、ぼくが「自分のちから」を使って学習できるプリントを作った理由は、もうひとつあります。

それは、「自分のちから」で学習をすると、みんな「自分のちから」に自信が持てるようになるからです。

だって、先生にも教わっていないことを「自分のちから」だけでわかるようになることって、すごいことだよね!

「自分のちから」で、新しいことがどんどんわかるようになるなんて、すごいことですよね!

そういうすばらしい「ちから」が、自分の中にはあるということを学習をしながら感じてほしいんだ。

「自分のちから」に自信を持つというのは、本当にすばらしいことなんだ。

だって、「自分のちから」に自信が持つことができれば、きっとみんなは色々なことに興味を持って、自分が知りたいこと、好きなことをどんどん「自分のちから」で学んでいけるようになるはずさ。

そして、新しいことにもどんどんチャレンジしていけるからね。

逆に、「自分のちから」をあまり使わずに、いつも教わってばかりいるとどうなるか。

みんなは想像できるかな。

そう、答えは簡単。

「自分のちから」に自信が持てなくなるんだ。

だって、あまり「自分のちから」をつかっていないのですからね。

だから、ちょっとわからない問題があっても、すぐにあきらめてしまうんだ。

しっかり考えることができないんだね。

「こんな問題わからない!教わっていないからわからない!」

とか言ったりするんだね。

日々ぼくの作ったプリントで学習しているみんなには、すばらしい「ちから」があるということに気づいてほしいと思っています。

先生に教わっていないことでもできるようになってしまうすばらしい「ちから」。

ちょっとわからない問題でも、自分で考えてできるようになってしまう「ちから」。

そういうすばらしい「ちから」が、みんなの中にあります。

ぜひみんなには、このことをおぼえておいてほしいと思っています。

それでは、またね。

またみんなに手紙を書くね。


でき太より。


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