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でき太くん三沢のひとりごと その11

投稿 その11

さて、今回のテーマは「劣等感」です。

かく言う私は、劣等感のかたまりでした。

子どものころプールの見学が多かったこともありクロールができませんでしたし、算数、数学も苦手でした。
というより、勉強そのものが苦手でした。

ですから、中学生くらいまでは自己肯定感がとても低い子でした。
自分はダメ人間だと思っていましたから。

ですが、中学3年生のときのある先生との出会いによって、勉強面での劣等感、苦手意識のほとんどを克服することができました。
それによって、驚くほど自己肯定感が向上したのを今でも覚えております。


人は、劣等感を克服すると自信を回復できる。
劣等感が強ければ強いほど、それを克服すると、その反動で驚くほど自信を回復できる。
そういう力学があるように思います。


実は、でき太くんの算数クラブには、社会人の会員さんもいらっしゃいます。

社会人で会員になられている方の多くは、学生のころの苦手意識を克服することを目的とされているようです。
(今はもう退会されましたが、70代の会員の方もいました。戦後の家庭の事情で満足に学習できなかったので、それを取り戻したいとのことでした)


「実は社会人になった今も割合のことがよくわかっていない」

「分数のわり算で、なぜ逆数をかけるのかわからない」

「図形の証明が中学のころ苦手で、その苦手がまだ克服できていない」

「数学が本当に苦手で、子どもに”教えて”と言われると、ドキッとする」


こういう気持ちひとつ一つを、仕事の合間、家事の合間に向き合って、苦手意識を克服しているようです。


最初は自信なげな答案だった方が、苦手を克服していくうちに自信にあふれた答案になっていく。
そういう成長を見ていると、私もなんだかうれしくなります。


今日も日本のどこかで、自分と素直に、自分の苦手と、勇気をもって向き合っている人がいる。

そういう人をずっと応援することが、私の天職なのかなと思ったりします。

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