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シリーズ「パラグライダーで墜落 そして入院」

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パラグライダーの大会でまさかの墜落。硬い地面に叩きつけられながらも数々の奇跡でなんとか生きのびる。手術や治療のことから心の動きまで様々なことを時系列で語っています。
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#入院生活

死にかける大事故で学んだ保険の話 ~第51話 パラグライダーで墜落 そして入院~

パラグライダーの大会での墜落事故。 そこで学んだ「保険の話」をしていきます。 踵、骨盤、腰、右肘を骨折して3ヶ月の入院。入院生活の中で実体験として得た学びです。身を持って体験したので余計感じることですが、保険はめちゃめちゃ大切です。 この記事を読んで、皆さんが自分の保険を一度見直す機会になればと思っています。 先に最も良いたいことを言ってしまうと、 ・今はネット保険など、安い保険もあるが重要な保険は少しコストが高くなったとしても、担当者のいる保険に入ったほうがいい。 ・保

入院時の心得「3ヶ月の入院で学んだこと、気付いた大切なこと」 ~第50話 パラグライダーで墜落 そして入院~

今回書く内容は是非皆さんに読んでほしい投稿です。 題して「入院時の心得」です。 パラグライダーの墜落で大怪我をし、3ヶ月入院しました。3ヶ月も入院をすると、いろんなことがあります。そういった出来事から学んだこと、気付いたことの中でも自分が「入院する前から知ってたらよかったな」と思うことをまとめました。 先に言うと、今回の投稿はかなり長いです。Noteの特性上、何回かに分けて書いたほうがいいんだろうなと思っています。でも読んでくれた人にとって役に立つ投稿にすることを優先する

入院して療法士について思ったこと ~第49話 パラグライダーで墜落 そして入院~

職業別に入院中にスタッフの皆さんを見ていて思ったことシリーズ。 最後となる今回は「療法士」についてです。今回は現役の療法士さんにも是非読んでもらいたい内容を盛り込んでいます。 入院中は1回1時間の施術が3回ありました。土日や祝日関係なく、毎日3時間のリハビリがあったわけです。なので入院中に最も多くの時間を過ごし、お世話になったのが療法士さんです。事故からまだ時間が経っておらず、手術してからしばらくの間、つまりまだ体がピンチ状態の時にいた急性期病棟では理学療法士と作業療法士が

入院して看護師について思ったこと ~第48話 パラグライダーで墜落 そして入院~

入院中にスタッフの皆さんを見ていて思ったことシリーズ。 今回は「看護師」についてです。 看護師さんについて思うこと。一言で言うと、 「こんな大変な仕事を日々、当たり前にやってくれてたんだ、、。すごい。マジで頭が下がる思いです。」 というのが率直な思いです。 大変さで一番わかり易いのが夜勤の話です。 夕方頃に出勤し、翌日の朝日9〜10時くらい、つまり実質15時間前後と、かなり長時間労働になります。さらに。。。 歩数が2万歩くらいになるらしいです。 やばいですよね。。。聞いた

寝たきり1ヶ月で奪われる体力がマジでやばいって話 ~第45話 パラグライダーで墜落 そして入院~

今回はちょっと汚い話も入ってきます。 パラグライダーの故事で墜落してしまい、踵、骨盤、腰椎のかなり酷い骨折をしました。3回の手術が1ヶ月かけておこなわれました。その間はずっと寝たきり状態だったんです。 医者や療法士に言われました。 「寝たきり1ヶ月で全身の筋力がめちゃくちゃ落ちています。」 「ですよね。」って思いました。 でも私はこの言葉の意味をちゃんと理解していませんでした。。。 驚くほど落ちます。そして、 「まさか、、、そこの筋肉も・・・!?マジか。。。」 って状

退院。そして新たな旅へ ~第42話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから3ヶ月と3日。  この日、ついに退院することになりました。 パラグライダーでの墜落事故。大事故でした。 ランディング直前、地上約30mで乱気流により翼が大潰れ。翼をリカバリーしたり、緊急パラシュートを開くにはあまりに高度が低すぎました。 その後の分析で翼が潰れた後、自分の操作技術が足りていない部分も判明しました。ただ、仮にそれがうまく出来ていたとしても、ほぼ確実に墜落していたのではないかと思います。30mという高さはパラグライダーにとってそれくらいどうにもなら

不安と向き合った、その先に。~第41話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と25日程が経った日の出来事です。 看護師さんに「この辺の日程で退院になると思います」となんとなくの日程は言われていましたが、ついに具体的な日程も決まった頃のお話です。 いよいよ、数日後に退院が見えてきました。体としてもお陰様でかなり歩けるようになってきました。リハビリでは病室のある8階まで1階から一段とばしで階段をのぼらされるというスーパーハードな内容になってきています笑 入院初期は半身不随に近い状態だったことを考えると、驚くほど回復してきています。

くだらないことが頭に浮かぶくらいに回復 ~第40話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と25日程が経った日の出来事です。 昼食のあと、次のリハビリまで時間があるので、病室でぼーっとしていました。ちなみに入院してから意識的にぼーっとする時間を作るようになりました。入院中は比較的時間があるので、You Tubeを見たり、いろんな記事を読んだりしています。そんな中で特に印象に残った情報が2つあります。 ざっくり言うと、 ・1つ目は睡眠の大切さ。日本人は睡眠時間が少なすぎる問題。多くの人がかなりパフォーマンスが落ちているらしいという話。 ・2つ目

神様への願いごと~第39話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と20日程が経った日の出来事です。 入院している病棟で、以前声をかけてくれたお婆ちゃんがまた声をかけてくれました。 ↑声をかけてくれたお婆ちゃんとのエピソードはこちらから 用事があって廊下に出た所で、そのおばあさんにお話があると声をかけられたんです。 ホールのソファーに移動し、話を聞きます。 なんでも、日の流れや天候の関係で今日の日暮れ時に西の空にお祈りをすると神様がきっと叶えてくれる、だからお祈りをしたほうがいいとおばあちゃんが知り合いの方から聞い

レベルアップしたリハビリとシャワー問題 ~第38話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と20日程が経った日の出来事です。 免荷重の制限が外れて10日以上が経ちました。 この頃には療法士さんと行うリハビリでは歩行器なしであるく練習もどんどん進んでいました。もちろんまだまだぎこちなさはあるものの、歩くこと自体はかなりできるようになってきています。 それでも一ヶ月寝たきりだったこと。起き上がれるようになってからも、免荷重であまり負荷がかけられなかった左足。筋力は驚くほど低下しています。5分歩くと足首の中が痛くなってきます。荷重をかける負担に足首

死と向き合うということ ~第37話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と20日程が経った日の出来事です。 パソコンが壊れてしまい、代わりのパソコンは確保できたものの、処理能力が遅い。フォトショップをはじめとする写真の作業をするのは厳しくなってしまいました。 そんな状況の中、開き直って始めてみたことがあります。それは映画を積極的に見るというものでした。そしてこの日見た映画は邦画の「余命十年」でした。 私的な感想は「素直で良い映画」でした。この言葉がこんなにも当てはまる映画はなかなかないと思います。演出、セリフなど、様々な点

見てくれている ~第36話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と20日程が経った日の出来事です。 もうちょっとすれば入院して3ヶ月になってしまいます。入院生活にもかなりなれてきました。 ↑でも綴っているのですが、私の入院しているリハビリ病棟で治療をしている人の多くは高齢の方です。みんなリハビリをしながら治療をしている人たちです。それなのに、、悲しい現実がそこにはありました。 「頑張ってリハビリをして、また元の生活に戻るんだ」といった意思をリハビリする姿から感じられる人はほんの一握りしかいません。60人いる病棟で、

ふとしたことで心が走り出す ~第35話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と15日程が経った日の出来事です。 入院をしてから「ふとしたこと」をきっかけとして色んなことが起きることが増えました。その内容は様々ですが、今の自分の現実を突きつけられたり、心の奥底に秘めていたはずの思いが急に溢れ出てきてしまったりと、多くの場合は涙してしまうようなことがおおいですね。 この日も「ふとしたこと」がきっかけで感情が走ってしまいました。 夕方頃のことです。お手洗いから戻るとき、夕日がすごくきれいなのが廊下の先の大きな窓から見えたんです。思わず

不幸やピンチは重なる。 ~第34話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と7日が経った日のことです。 パラグライダーを10年以上続けてきて、学んだことは沢山あります。 その中で大きな学びというか、教訓が一つあります。 「不幸やピンチなけっこう重なる」 というものです。パラグライダーで飛んでいる時にちょっとしたトラブルやピンチな状況に遭遇することはどうしてもあります。またはそうなった人の話も聞いたりもします。本当はそういうことは極力ない方がいいんですけどね。起きてしまうことはどうしてもあります。 その中で私が学んだことは、