あにょー。

ソフトウェアテスト会社に勤務しています。2021年4月末〜8月中旬まで心筋梗塞及び脳梗…

あにょー。

ソフトウェアテスト会社に勤務しています。2021年4月末〜8月中旬まで心筋梗塞及び脳梗塞を発症したため、入院記をまとめています。

最近の記事

深夜梗塞 〜終章〜

退院してから、気がつけば半年が経過していた。 このnoteも、書き出すまでは威勢が良かったものの、気づいたら随分と長い間、下書きに放置したままだった。 最後に、この半年間の変化をまとめて終わりたいと思う。 ・仕事はオミクロン株の猛威もあり、いまだ在宅勤務が続いているものの、比較的順調だと考えている。  来期は業務範囲の拡大も予定されている。  とはいえ、倒れた時も期末〜期初の大きな変化に追従すべく無理を続けた事が多分に影響していたと思う。ここは「無理をせず」、それでも一

    • 深夜梗塞 〜第四章〜

      ▪️4-01 / 結果。最終的に、自分の身体はこうなった。 ●心筋梗塞 1)ペースメーカー植え込み これにより、定期的な検査及び5年毎に電池交換の手術がある、らしい。 定期検査だけなら、医師の前に座ってリモートで数値を読み取るだけなので楽チンだ。便利な時代なんだな。 あとは発動しない事と、電池交換の手術が無難なものである事を祈るのみ。 2)服薬 毎朝晩、薬の服用が今後必要になる。 元々サプリを飲んでたので、習慣についてはあまり違和感はないかな。入院中も飲んでた訳だし。

      • 深夜梗塞 〜第三章〜

        ▪️3-01 / ATTITUDE。 転院の手続きを終えた後、妹とともにリハビリ計画についての話を行う。 俺としては先の計画通り、9月の復職を目指したい旨を伝える。 主治医の返答は 「それは約束できません。8月かもしれないし、10月までかかるかもしれない」 こちらも復職、ひいては生活がかかっているのにこの曖昧な返答。 さすがにムッとしたが、よくよく思い直すと「結果」に対する考え方が、今までの自分の職種と根本的に異なるのだ。 長年、 ・Quality(品質) ・Cost(コ

        • 深夜梗塞 〜第二章〜

          ▪️2−01 / 暗転。 粗相等はあったものの、一般病棟へ移る計画も進み、徐々に薬を減らしていった。 が、意識が朦朧とし始めた。血圧が下がりすぎているという事で緊急手術を行う事に。 地下駐車場の隅っこにシートを貼って、その上で手術を受けているような幻覚を見ていたように思う。 その後、このままではリスクが高いため、ペースメーカーを入れるという判断に。一生物になってしまうが、それも自分の蒔いた種だ。素直に受け入れる事にした。 心臓部という事で、入念な説明と執刀に際しての誓約書を

        深夜梗塞 〜終章〜

          深夜梗塞 〜第一章〜

          ▪️1-01 / 前兆。 振り返れば、要因は蓄積され続けていた。 約2年前、俺は都心から2時間の地に中古の家を買い、郊外での一人暮らしを満喫していた。 また、転居からしばらくして転職し、品質管理業務のマネージャーとして充実した仕事を行ってきていた。 が、昨今のコロナ禍における様々なリズムが乱れていた。 様々な案件・組織・人材の管理育成に加えて、コロナにおけるリモート対応などの負荷と、世間の自粛等に伴う食生活や通勤のリズムも徐々に不安定なものとなっていた。 前年の健康診断

          深夜梗塞 〜第一章〜