秋ノ月げんのライトノベル書けるかな(Otaku Side)12.コスプレふぇあ
12.コスプレふぇあ
コスふぇあ一日目、私は自分の車で桜ちゃんも相乗りさせて、会場の富山市民プラザへ向かった。
桜ちゃんは今回何のコスプレをするのか、ついぞ教えてはくれなかった。
「市民プラザ一階のカフェがさ、ふぃなぽあと二日間だけタイアップして、メイドカフェやるんだって。
ニナコさんもいるっていうから、行ってみようよ。」
「そうなんだ? じゃあお昼ご飯はそこで食べようか。」
「受付する前に、のぞいてみない?」
「いや、せっかくだから、やっぱりコスプレして行きたいじゃない。」
初日の受け付けは長蛇の列だった。
桜ちゃんと私は、それでも建物の中で並ぶ事が出来たが、もっと後から来た人たちは、外の炎天下に並ばされていた。
列先頭の方向から、”コスプレ・センチネル”スタッフ仲間の玲子さんが歩いて来たので、呼び止めて見た。
「みんなもう来てるの?」
「うん、うちら結構前だよ。賢さんたちも来る?」
「いや、それはまずいだろ。みんな来た順番で並んでるんだから。
私たちはここでいいよ。」
列が長くても、受付開始時間が始まると、そう長くはかからなかった。女子更衣室は三階、男子更衣室は二階と案内された。
「じゃあ、また後で。」
桜ちゃんと別れ、男子更衣室に入った。
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