秋ノ月げんのライトノベル書けるかな(Otaku Side)11.壊れかけの万丈目

  11.壊れかけの万丈目

 イベントの帰り、桜ちゃんとイタリア料理店で食事して帰ったが、何を話したかまったく思い出せない。おそらく私からは何も話さなかったのだろう。
 桜ちゃんをアパートで降ろして家に帰り着いた私は、パソコンを立ち上げると画像フォルダから、昨年のコスふぇあで撮らせていただいた件のミヤビさんの、レースクイーン衣装の写真を探し出し、壁紙に設定した。
 そしてツイッターに連続してこう書き込んだ。
『とある有名アニメですごく好きなキャラがいるんだが、地元コスイベでそのキャラをコンスタントにやってくれる人が一人しかいなくて、言っちゃ悪いがすげー塩対応な人で毎回すごく気を遣いながら撮らせてもらってたんだが今日は特に酷くて撮らせてすらもらえなかった。(続く)』
『(承前)腹たったので去年のコスふぇあで撮らせてもらったそいつの写真をデスクトップの壁紙にしてやった。ざまあみろ。(ウェブ掲載NGな人なので画像はイメージです)』
 まさかご本人の写真を添付する訳には行かないので、以前原宿のオフィシャルストアで買ったシオリからスキャンした、赤いコートを着たミヤビのイラスト画像を添付した。
 これでもまだ気の晴れなかった私は、さらに書き込みを続けた。
『コスプレ・センチネルのウエブサイトのフォトアルバムの撮影係、しばらくの間誰か代わってくれないかな。他に誰もやってくれないなら毎回楽しみにされてる方には申し訳ないが、しばらく休止という事に。(画像はイメージです。別に誰も責めてませんので念のため)』
 こちらの書き込みにはミヤビのパジャマバージョンフィギュアの上半身写真を添付した。


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