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君はアーサー・ウェイリーを知っているか

つまり世界最古の(ヤバイ方のクールジャパン要素てんこもりな)『源氏物語』を英訳してうっかり世に解き放ったお方です。

読書日記をつけていたら妙に好評だったのでちょっと詳しく(?)ご紹介いたします。
つまりはいわゆる「源氏物語」なんですが、古語(平安時代)→英語(英国ヴィクトリア朝)→現代語訳(今のジャパン)を経たらとんでもないことになっていた、想像以上に抱腹絶倒ワイルド&フリーな逆輸入版プリンスゲンジのピカレスクストーリーです!
普通の源氏物語に飽きた方も、もう一度再読したい方も、意外と読みやすいので知ったかぶりしとけばいっかな、みたいな方も是非。

(第一巻) https://togetter.com/li/1303552
(第二巻) https://togetter.com/li/1303557

学生現役時代英語の成績も古典の成績も微妙だった人間が、何故か今平凡社ライブラリーの「源氏物語」を頑張って(?)読んでいます。
 平凡社ライブラリーで全4冊ですが(図書館で読んでたけどどうしても欲しくて出版社に問い合わせたところ)入手は難しいとのことで、長い長い戦いを経てやっと古書で手に入れました(ついでに英語まったくダメダメなのにペーパーバック版まで購入してしまいました)
余談ですがこの4冊とペーパーバックを一緒に入手したため、鞄がダンベル並みの重量と化してしまい

「源氏が…重い…………源氏が…私の人生に………重くのしかかってくる………」

って嘆きまくっていたら同行していた後輩に

「すごいです先輩!六条御息所みたい!!」

ってめっちゃ褒められました。とにもかくにもこれからはじっくり読めます!

 雅に一切忖度しないせいで何もかもがド直球なウェイリー訳は見どころが満載です。
 源氏の君が女物のスカーフをみにまとって嘆いたり、コートをきたあやしいおじさんと化したり、「家でやらねばならぬ重要な要件を思い出した」と妻に言い放った後で「車(※牛車ですね)を準備しておけ」を部下に命令してようじょ(若紫ちゃん)をかっさらってきたり、結婚後のお餅が『ピクニック・バスケット』(翻訳の苦労が伺えます)で運ばれてきたり、こないだの水害で家の土台がやべえ!って須磨に流された恋人の手紙に書き綴る姫君がいたり、皇族のおうちなのに放っておいたらドクニンジン(原文ママ)に埋もれた屋敷になっちゃってたのを元カノ探して川●浩探検隊するタイプ(!)の源氏物語が読めます。
 私が読むのが遅読なので更新は気まぐれですが、たまに見てやってくれるととても嬉しいです。
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