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実は一番こじらせてる?!昭和と平成のハザマ世代のパートナーシップ論

蜷川実花が監督を務めた話題のNetflixドラマFollowersを見ただろうか。

https://www.netflix.com/nz/title/80233221

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TOKYOを舞台に繰り広げられる生々しい現実と、各世代に届ける真っ直ぐなメッセージが胸を打つ。私はニュージーランドで2ヶ月ぶりにテレビを見る時間が出来て、全9話を一気見してしまった。

行動と努力でのし上がり今を築いている40歳前後の中谷美紀世代と、SNSを武器に新しい戦い方で時代を切り拓いていく20代前半の池田イライザ世代の価値観が交錯しながら展開されるストーリー。

それを見ながら私は感じたことがあった。

私は1985年生まれの34歳。
このちょうど真ん中のハザマ世代だ。

昭和と平成のハザマで育った私達は、実は一番こじらせてて、この二つの世代とはまた違う価値観と葛藤があるのではないかと思っている。

85年前後に生まれた私達は、

昭和と平成のハザマ。
ゆとり教育導入前後のハザマ。
固定電話と携帯電話のハザマ。
IT革命前後のハザマ。
スマホ完全普及前後のハザマ。

昭和が終わるぎりぎりに生まれたこの世代は、この十数年で起きた時代の大変革の様々なハザマで育っている。

話は逸れるが、広瀬すずや篠原涼子が出演する映画SUNNYは、ルーズソックス、細眉、TKミュージック、アルバローザのショッパー、インスタントカメラの写真にポスカで落書き、などなど…自分の青春時代そのものを見ているようで、85世代には見ることをオススメしたい。

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(映画自体のストーリーはツッコミどころ満載で、正直期待はずれ感はあったけど、超絶懐かしい気持ちには浸れる映画なので友達とやいのやいの言いながら見るのがいいと思う!)

さて、昭和ど真ん中世代の親に育てられながらも、平成ど真ん中世代とともに働いている私たちは仕事でもプライベートでも迷うことが多いのではないだろうか。

文通や交換日記から始まった恋愛は、いつしかポケットベル、PHS、ガラケーからスマートフォンへと進化した。
いつでもどこでも好きな人とコンタクトをとれる喜びを感じながらも家に電話をかける時のドキドキ感。待ち合わせ場所で相手を探す時の不安が入り混じったワクワク感。それらがなくなったことの寂しさも隠せない。利便性の良さを享受しながらも不便の良さも体感してきた世代。
性別・年齢・役割、生き方・あり方・働き方すべてがボーダレスに変化し続けるこの時代の「最善」を模索しながらも「女はこうあるべきだ」「男はこうあるべきだ」と叩き込まれてきた昭和らしい「べき論」でゆれる世代。

実はこの上記に書いた概念は、わたしと同じ85世代でフリーアナウンサーとして活躍している名越涼と数年ぶりに会った時に、お互いの近況や仕事観、結婚観を話しながら、「そうそうそう!そうやねん!」と首が鞭打ちなるくらい深い相槌を重ねて(笑)その後ふたりで言語化した内容だ。

この「ハザマ世代」の価値観、特にパートナーシップ論を深めてみると面白いのではないかという話になった。

私自身もちょうど中学生になった頃にインターネットという言葉が出現し、docomoのiモードがはじまり、MDウォークマンで音楽を聴く。アナログで甘酸っぱい恋愛をして、部活とバイトに忙しい高校時代を過ごし、CanCamなどの赤系雑誌を読んで、新歓コンパ、金髪巻髪、Diorのロゴ入りTシャツを着たりなんかして大学時代を過ごした。

その頃に雑誌で特集され、すりこまれてきた理想のストーリーは、合コンして、恋愛して、商社マンと25,6歳で結婚して寿退社。その後20代で出産して、かわいい子供に囲まれて日曜日はホテルで優雅にモーニング。みたいな生活。

(このあたりは以前、Newspicksの何かの番組の女性をテーマにした回で、雑誌編集者の軍地彩弓さんが語ってて非常に面白かった。)

就職はまだまだ大手志向が根強く、何より親が安心するからと大手を目指し、名が知れた会社に新卒で入社するのがセオリー。

でも実際は時代の変化は著しくて、終身雇用は終わりを告げ、IT全盛期でキャリア思考も強くなって20代前半は仕事に邁進。忙しい日々で恋愛は面倒で、若い頃は合コン三昧だったけど効率の悪さから25歳を過ぎた頃から行かなくなって。

でも昭和な価値観の親や親戚からは結婚はまだなの?と心配されて、取り残されそうで焦り。結婚したらしたらで、すぐ子供は?と聞かれたりする。カフェで仕事するノマドワーカー的なものはあまり理解されず、自由な働き方は心配される。

一世代上のステレオタイプにはめられてしまう葛藤はありながらも、一世代下のようにハイスピードな状況を楽しみ、情報を処理して順応できるほどのしなやかさと勇気はない。
自分の意思は強いけど、どちらも知ってるからどっちつかずなハザマな状況に思い悩む。

これはあくまで個人の見解かつ、私たちの周りの話だから全てではない。

でもそうしたハザマ世代ならではのこじらせ恋愛エピソードと結婚観をもっとたくさん聞いてみたい!!と思ったので、お互いにユニークな結婚観を持つ私たちが、毎回様々なケースのパートナーシップについて触れながら、揺れ続けるハザマ世代の等身大の姿を語る、そんな企画をyoutubeチャンネルではじめようと思ってます。

ユニークな85世代とこのあたり語りたいなと思うので、帰国してコロナが落ち着いたら涼ちゃんとオフ会youtubeライブやりたいな。

話題のFollowersを見ながらそんなことを感じて、パートナーシップに関する考えは、こんな感じでアイデアベースのもラフに共有をしていこうと思ってnoteしてみました。

85世代の皆様、どう思います?


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