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素人登山 高尾山編

こんにちは。
今回は初心者大歓迎で有名な高尾山。標高599メートル。
関西出身の私も高尾山は聞いたことがあった。よく季節ニュースにも出るからだ。
先日登った弘法山は235メートルの山だった。これから登る山も少しずつ標高を上げることにしている。私は心配性である。どのくらい心配性かというと、RPGでは序盤最初のボスと戦う前に、クリアできそうな状態から雑魚敵とちまちま闘い、さらに10はレベルを上げてからボス戦するくらい心配性である。
ギリギリ崖の上を行くように倒すのが楽しい、と言う人もいるが私はしない。
ボスは余裕で倒したいタイプだ。

さて高尾山はRPGでいうとスライムである。誰でも登れるし楽がしたければリフトや登山鉄道もあるという。至れり尽くせりの山だ。
5月の日曜日、朝4時に起きて準備、高尾駅に7時ちょうどに着く。
私は早起きが得意な方だが4時は辛いものがある。同居家族がいる場合、そして自分だけ出かける時、登山はかなり就寝かつ起床が早いので起こしてしまうのがネックである、早く寝るために家族の協力がいる場合もある。一軒家なら階が違えばたいして聞こえないがマンションなら広くないと物音はするので少し申し訳無い気持ちになる。
今回は夫だけ用事で実家に帰っているタイミングで登山できたので気楽であった。

さて日曜日の早朝はさすがに電車は座れる。高尾山方面に行くに従い登山者も増えてくる。玄人っぽい人々は高尾駅からまだ先の大月方面に旅立っていった。
高尾駅はなんだかお寺っぽい木造建築で風情がある。今回私はJRの高尾駅から歩き始めるが、登山口への最寄り駅は京王線の高尾山口駅である。初見の方はお間違えなきよう。
今回のルートは「駅から山登り 関東55コース」、「YAMAP 山登りベストコース」を参考にした。

高尾駅から歩いて「ろくざん亭」の奥の方にある登山口から登って金毘羅台へ上がるルートである。こちらはあまり人が登らないので高尾山ではレアなひっそり行ける道だそうだ。登山口のそばに別荘?のようなコンクリートの住宅がある、人住んでる・・・?気にせず左上のほうへ行けば登山口となる。

ろくざん亭〜金毘羅台
そこまで整備されていない山道、ここを登山靴以外で登るのはおすすめしない。結構山々している。途中トレイルランの方1人とすれ違っただけであとは誰もいなかった。トレイルランは人が多いと走りにくいから、ただの登山者よりもっと早起きが必要そうだ。
トレイルランナーやりたいなら車は必須かもしれない。電車が動き始めたら人間が増えるから、その前に登山口まで着く必要がある。
ただの想像だが山の途中まで登って降りて・・休憩は車、を繰り返しているのかな?装備も水筒くらいで走っているようだし。
8時前に金毘羅台到着。駅から1時間で来ることができた。歩くペースは少し早いかも。
ここは見晴らしがいいのに混んでいない。ゆっくりしたいなら穴場である。運がいいと東京湾やスカイツリーまでみえるらしい。この日は新宿のビル群が霞んで見えるくらいだった。東向きの景色なので朝日が輝いて綺麗だ。

金毘羅台〜薬王院、奥の院
途中登山鉄道とリフト駅を横目に、コンクリートで舗装された歩きやすい道になる。これが一号路かな。高尾山はルートがたくさんあって番号がふってある。一号路は車も通って行く大きい道だ。一号路だけならスニーカーで登れるな〜。
途中茶屋があるがまだ営業開始していない。自動販売機もたくさん置いてある。ペットボトル一本200円くらい。
階段の男坂を通って薬王院と奥の院をおまいりして頂上を目指す。薬王院の門の近くの天狗の木?がとても大きくて神聖な感じがする。
カラス天狗のクチバシと顔の境目は何色なんだろう・・、笑い飯の漫才の鳥人みたいな・・。とどうでもよいことを思う。
一号路と合流してからワンちゃんをよく見かける。現在はケーブルカーならペット連れで登れる。

奥の院〜高尾山
頂上、人多っ。金毘羅台〜高尾山頂上まで1時間半くらい。9時30分にはついたのに人がたくさんいる。ちゃんとしたベンチは埋まっているのでそのへんに座っておにぎりを食べる。この時間でこれなら12時はどうなるんや?
富士山が見える場所の方は写真撮影で賑わっている。実は登るまで富士山が見られると知らなかった。富士山がよく見えてラッキーな日である。
一角はワンワン天国となっている。犬かわいい。

売店には自動販売機もあるしビールや日本酒もある。もちろん一本400〜する。
登山する人はお酒好きな人が多いらしい。なんで?いや私も嫌いじゃないけど運動中に飲むのはリスキーだから止しておく。トイレ近くなるし。泊まる時ならいいかもね・・。

高尾山頂上にもトイレはあるが、少し手前にあるトイレの方が個室数も多くて綺麗なのでおすすめ。飲める水の蛇口もそばにある。これ全部タダでいいんですか?
登山者数が多い山は便利だ。こういう便利なのを嫌がる玄人の気持ちも分かるが、新規参入者に優しくないと業界ごと廃れる。パヤパヤして登っててもいいのである。富士山を背景に兄ちゃん2人が「ウェイ!」って言いながら楽しそうに写真撮ってた。
イイねえー、私もウェイって言いながら自撮りしたい。いつか周りに人いない時にやろうかな。というかウェイってネタじゃなくホンマに言うんやな。

余談だが私は10歳からアニメ、漫画オタクなので、登山はしてても隠キャである。新規参入者に優しくしないのは悪しきオタクの習慣である。マナー違反がないかぎり玄人も素人も同じである。パヤパヤしながら友達、カップルで登山してくれる人がいるから鉄道やリフトが維持されているのである。売店やトイレも。パヤパヤ万歳。寛容がジャンルを生かす。

高尾山〜稲荷山ルートにて下山

頂上から下山まで1時間半弱だった。
稲荷山ルートはこの時間はまだ上がってくる人の方が多く混雑していた。木の階段が整備されているが、隙間と段差があるのでよそ見していると転けそうだ。
私は普通の山道の方が歩きやすいかなあ。

ワンちゃんは元気なので後ろの飼い主がよく引っ張られている。お子さん連れも荷物をもってないので子供のほうがだいたい元気である。頑張って・・。
高尾山は海外の人にも有名なのか、たくさんの言語を耳にした。ツアーで来ている海外の人もいた。ボーイスカウトの集団も3グループは見た。多分この辺りの学校では遠足とかでも来るんだろうな。
高尾山は人が多すぎるので挨拶はされたら返すでイイと思う。きりない。

この辺りは陣馬山など、初心者向けの山がほかにもある。高尾山は想像より人が多かった。紅葉の季節はもっといるらしいので静かに登りたいなら夏冬がいいんだろうな。夏は蚊がすごそう。低山は夏に全然快適じゃない。だからみんなアルプスに行くんやな。
冬至のあたりの山頂は富士山から日が沈む「ダイヤモンド富士」を見たくて混雑するらしい。そこを外したら冬は静かそう。冬季も凍結などあまりしないそうなので。
いつか雪の冬山にも登ってみたいが、もう少し先の話。さすがにアイゼンやピッケルがいるレベルの冬山初挑戦時はガイドさんが必要だな、どこを登るのかは置いといて。
下山してる途中、早く帰ってシャワー浴びたい気持ちと、もうちょっと山に居たいなという気持ちが両方ある。
さらに高い山に登ると、降りる時もっと寂しいのかな?
今回高尾山トータル行動時間は4時間程度。今回もそこまで疲れていないので次回はまた少し標高を上げ、山に登りたい。
今回は以上。

次回に生かす反省点
・おにぎりは個包装を買って正解だった。食中毒がこわいので暑い時期は既製品を買って食べるほうが安全そう。
・夏の季節のおやつ問題。溶けるからチョコ系はよそう。食べたいけど。
塩タブレットがめっちゃいい。最悪塩タブレットとブドウ糖タブレットでおやついける。
・ちゃんとした行動食が必要なレベルってどれくらいの標高からだろう。いまはまだ休憩時にご飯食べるだけでいけるけど、1時間で1回食べた方がいいのかな。
・ストレッチポールが欲しくなった。リュックで疲れた背中を伸ばしたい。
・ナルゲンの水筒使いやすい、漏れない。軽い。みんな使う理由がわかる。




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