あの人を推したいんです/vol.2「茉雪ゆえ」


『あの人を推したいんです』第二回目。今回は小説家になろう(以下、なろう系と記載)でデビューされた「茉雪ゆえ」さんの作品である『指輪が選んだ婚約者』をご紹介


この作品は、本屋さんでなろう系作品で面白い本がないか見に行った時に初めに目についた本でした。重版と書いていたので面白いんだろうなあと思いつつも、とりあえずWebで読んでみようと思い、帰りの電車で読み進めたら面白すぎて隙間時間を見つけては読み進め2日で読破。「この少女漫画のようにキュンキュンした作品をもっと読みたい!」と思い、読破した翌日には続きの巻を求めて本屋さんをさまよったのも良い思い出です(人気だからか本屋さんにはまばらにしか巻数がないところが多く、色々な本屋さんに行って買い集めました。その時は定時で仕事を終えてダッシュで本屋に向かう日々を送っていました。ない時は悲しみで電車に乗り、あった時はルンルンで電車に乗りニヤニヤしながら読み進めてました。完全なる不審者)。


今回は発売されている1~5巻とコミカライズ1巻について語りつくしたいと思います!!!



1.指輪が選んだ婚約者



<ストーリー>
刺繍が大好きな伯爵令嬢のアウローラが、夜会に参加し壁の花になっていたところに、あるものが額にぶつかった!それはなんと指輪!?そして精霊のような美貌の持ち主であるフェリクスに「私はこの人を妻にする!」と宣言されて・・・!?


・・・はい。ストーリーをざっくり書いたんですが、そろそろ私の愛を語りますね。まず、指輪が当たって妻にするという宣言のストーリー・・・、斬新じゃないですか!?最近は異世界系が多かったので転生して・・・っていう物語が多くなっている中で指輪!?指輪ですか奥さん!?と思いました。それからのストーリーというものの、アウローラに惚れるまでのフェリクスの心の動きであったり(氷の騎士と言われているのにアウローラのことになるとコロッとかわるところ、推せる!)、避暑地に行ってフェリクスと離れたときに心の中に穴が開いたようにしょんぼりしてるアウローラであったり(なに、この可愛い子たち・・・、私を萌え死させる気・・・!?)、最終的に結ばれる二人がもう、もう、あまーーーーーーーい!!!!!


ちなみにWeb版とシーンによっては若干違うところもあり、そこもファンとしては見所です!!ぜひどのシーンか見つけてほしいので、Web版と書籍どちらも読んでほしいです!!!!




2.指輪の選んだ婚約者 恋する騎士と戸惑いの豊穣祭



<ストーリー>
フェリクスとアウローラの交際が始まった後のオリジナル作品(2巻以降宇はすべてオリジナルになります)。アウローラは領地で年に一度行われる豊穣祭の衣装準備に追われている頃、彼女を狙う謎の団体がいるという情報が!フェリクスに護衛をしてもらう為、同じ屋敷に住むことになって!?


あのですね、ほんと、彼女から手紙の返事が返ってこないだけでこんなにしょんぼりするイケメンがいるのか。そしてこのしょんぼり具合がこんなに愛らしくて私の乙女心(!?)をぎゅっと締め付ける人がいるのか。いたよ!!フェリクスだよ!!という、もう何とも言えない愛おしさがある。護衛の為にアウローラの屋敷で住むことになって二人とも四六時中一緒にいるところなんてもう、はあ・・・甘すぎて私の心満たされっぱなしだわ・・・(溜息)。謎の団体に捕まったアウローラはやっぱりアウローラだったし(この意味は本を読んだらわかります)、それを助けに行くフェリクスが情熱的過ぎて既に5回は読んだし(挿絵も素晴らしいの・・・、本当に)、フェリクスがアウローラを気遣う度に私の心の満たされ具合がMAXを飛び越えてくるし(もはや癒しの回復魔法かけられている気分)、とにかく最高なんです(語彙力を失った)!!!「フェリクスの隣に立てる自分になる」と思ったアウローラの健気さに、そうだぞ!頑張れ!とエールを送って、笑顔で読了しました。茉雪ゆえさん期待を裏切らないというか、期待を越えすぎてありがとう(土下座)と言いたいレベルでした・・・!




3.指輪の選んだ婚約者 花嫁修業と騎士の最愛



<ストーリー>
社交シーズンで王都に向かったアウローラは、フェリクスとの再会を喜んだ束の間、妃殿下の侍女として王宮で働くことに!?フェリクスの隣に立てる自分になる為、必死で侍女のお仕事を頑張っていたアウローラだが・・・!?


アウローラとフェリクスが再会するシーン、20Pからこんなに満たされる作品あるの?いやない。その挿絵がね、二人とも何とも幸せそうで、私の脳内は花畑です。フェリクスの隣に立つ自分になる為、手っ取り早く伝手が手に入る王宮で働くことになったアウローラですが、王宮にはフェリクスもいるわけですよ。・・・ええ、イチャイチャですよ!!昼休みにご飯食べたりとか、逢瀬スポットでイチャイチャしたりとか!周りで働いている人たちは胸やけ、もしくは驚愕、もしくは嫉妬・・・、いや私は眼福だよ。ありがとう(尊い)。アウローラが大好きな刺繍のおかげで色んな王宮の方々との伝手ができたものの、あることに巻き込まれてフェリクスが落ち込むことに・・・。その時のフェリクスといったら、怒り・悲しみ・心配等の普段見ることが出来ない感情が全面に出ているわけです。アウローラのことになると感情豊かになるフェリクスを読んでいると、アウローラ!無事に助かって!という気持ちで恐る恐るページをめくるわけです。この時の心情といったら・・・(詳しくは書籍を読んでみてください。あ、長月さんがいってるのはこういうことだったのか・・・とわかるはず!)。最後はねー、素敵なプロポーズですよ、こんな風に言われたらもう、女として幸せ以外ないです。ありがとうー、フェリクスー!幸せになれよー、アウローラー!



4.指輪の選んだ婚約者 妖精の試練と騎士の花嫁



<ストーリー>
結婚式を目前に控えたアウローラとフェリクス。フェリクスの姉がご懐妊により人手が足りなくなった為、結婚式の準備を手伝いにフェリクスの領地へ向かうことに。そこに王太子夫妻もやってきて、喜びと忙しさが最高潮。そんな中フェリクスとアウローラを結び付けた指輪がなくなってしまい・・・!?


婚礼衣装のデザイナーたちみると、本当に王都で頑張って良かったね(涙)という気持ち。結婚式の準備で忙しいのに王太子夫婦がくつろげる空間を考えて、家具やら布やらありとあらゆるものを揃えていくアウローラを見ていると、成長したなあ、ホロリとまた涙が流れそうになるわけです。健気に頑張る女の子好きです(真顔)。さて、フェリクスの領地では妖精が大量発生していて、街の中でちょっとした問題になっているわけですが、まあその理由が可愛い。妖精猫可愛すぎるよ。良い役目果たしてる、最高。指輪をなくしたことでアウローラは自信をなくしてしまったものの、フェリクスにとっては指輪よりアウローラが大切なわけで、落ち込んでいる彼女を心配するわけですよ。でも無理やり聞き出さないところが、良い。何事もその人のタイミングがあるわけだから、待ってあげるのが一番だよね、偉いぞフェリクス!と思いながらニヤニヤしておりました。そして幸せがこれでもかと詰まった結婚式。いやー、乙女の理想じゃないですか。この甘々な空間。そしてその後のイチャイチャ。私の中の何かが爆発しましたね、ええ、胸きゅんという生易しいものではなかった。胸をスタンガンで打ち抜かれたような衝撃でした。しっかり余韻に浸りましたよ。1巻からここまで甘々度が急成長しているので、読んでるこちらとしては満足感と充足感しかないです。電車の中で読もうものなら破顔です(書店で最新刊発売してたら即購入しに行くので結局電車で読んでる。不審者と化してる)。次巻は結婚生活かと思うと糖度200%くらいの破壊力でフェリクスとアウローラがイチャイチャしているんだろうなと考えると・・・・、次の巻紹介します!




5.指輪の選んだ婚約者 蜜月の騎士と不機嫌な公子様



<ストーリー>
結婚式が無事に終わり、甘い新婚生活を送っていたアウローラ。フェリクスの姉であるルナ・マーレに子供が生まれたという知らせを受けて、お祝いを携えて駆け付けたところ、公子様に気に入られ臨時の乳母をすることに!?泣き止まない公子様をアウローラが唯一眠りへ誘うことができる原因とは!?


一言で言います。新婚生活最高か。フェリクスがベットで隣にいないだけで不機嫌になるアウローラ可愛すぎません?いなかったことを謝って抱きしめるフェリクス甘すぎません?溺愛夫婦の大洪水に飲み込まれました。相変わらず冒頭からのスタートダッシュが素晴らしいです(涙)一生ついていきます、茉雪ゆえ先生(泣)今回の物語は次に続く連載型。それまでは話を次の書籍まで持ち越す形ではなかったので、続きが気になる・・・。兼業作家でいらっしゃるので無理のないペースで書き進めていただけたらなあと思いつつ、早く見たいです(自分の欲望に忠実)。ルナ・マーレの子供天使すぎるし、それをあやして自分の子供を想像するアウローラが可愛すぎるし、その想像を伝えた後のフェリクスの反応が甘いし、結局甘いな・・・・。甘すぎるわ・・・・。さすが全てのストレスをなぎ倒すような溺愛ぶり・・・、読者はそれを待ってた・・・ってなってます。実際に仕事でストレスを感じている時に『指輪の選んだ婚約者』シリーズを読んでたら、ストレスが吹き飛ぶので吃驚。私のストレス発散法です(真顔)。今回出てきた不穏な人物にはちょっと、いや、かなりビビってますが、最強魔法騎士フェリクスがアウローラを守れないはずはないと思っているので(妻への溺愛度が過ぎる)、これを乗り越えて存分にイチャイチャしてください!私はそれを見守るのが使命だと思っているので、次巻も発売日当日に購入しにいく所存です!



6.コミカライズ 指輪の選んだ婚約者



<ストーリー>
Comic Walkerで連載していたコミカライズ版が書籍で書店へ並んだ5月。元々Comic Walkerで投稿される度に見ていたので、登場人物が素晴らしいことと細かい刺繍がちゃんと表現されていて、この愛くるしいコミカライズはなんだ、買おうという勢いで購入。原作を裏切らないコミカライズ・・・。アウローラとフェリクスが動いているところを見ると、「う、動いている、私の脳内で動いていたフェリクスとアウローラが・・・!」とちょっとした感動もありつつ、原作挿絵では出てこなかった人物は、妄想補填をしていたのでコミカライズになって初めて「あ、この人こんな顔だったのか」と気づいたり、楽しく読めました。まだまだ初めの部分なので、今後の甘々ぶりがどう表現されるのか、今から楽しみでにやけが止まりません!期待大!


気になった方はぜひ、書店・小説家になろうへ!

茉雪ゆえ(@Yue_Matsuseki)
HP:https://loar.site/
小説家になろう『指輪の選んだ婚約者』
https://ncode.syosetu.com/n1253cj/





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