声楽聴き比べシリーズ vol.3 フォーレ《Clair de lune》
こちらは、読み手も書き手もサクッと始めてサクッと終われる!が目標のシリーズです。
G. フォーレ「月の光」
前奏が綺麗で長い
歌い始めるのを忘れそうな歌代表。
「もし出とちったら、もう一節(ひとふし)お願いします。」と、ピアニストへ事前に頭を下げておきましょう(笑)
大丈夫、素知らぬ顔で歌い始めれば、誰も気づかないから!
初めてこの曲を聴いたとき
こんな歌曲の世界もあるんだなぁ
と未知の世界を聴いた感覚を今でも思い出します。
聴き比べ
Apple Musicで聴ける音源で、私の好きなものを。
ジェラール・スゼー
言わずもがな
言葉がよく聞こえるのにレガートで
話す延長みたいなところで歌う。
本当に好きです。
ただ綺麗なポンワリした曲に聞こえる気もしますが、スゼーのを聴くとリズムが浮き出ていて、ピアノと合わせると立体感があるように聞こえてきます。
そしてポルタメント、こんな風には私できませんね。自分に酔ってるみたいに聞こえちゃうと思う(笑)
シャルル・パンゼラ
晩年のフォーレとも交流がある上に、
まともに聴ける音源の最後のあたりの年代からは、パンゼラを選んでみました!
私は良い意味で淡々とシンプルに歌われるのが好きなのですが、
往年の歌手の「話す延長で歌う」この感じって、本当になんなんでしょうか。
どうすれば!どうすれば!!!
こう言う歌を聴くと、一生かけても手が届かないんだろうなぁ。と心の中で沸々と発狂しそうになるのです(笑)
ルネ・ドリア
なるべく自分に近い声種の音源を探すのですが、今回はドリア。
私は中音域の響きがくぐもってしまうのが悩みなのですが、高音とずっと同じポジションで中音域も響いてて素敵ですよね。
男声とはまた違う良さがあります。
しかし並べてこう聴いてみると、やはり調性は原調(Des-dur)が好きだなぁと。
夜、外で月を見ながら聴くと
原調の方がしっくりくるんですよ(笑)
やってみて!
まとめ
目標には届かないかもだけど
少しでも届きたい!
この気持ちが私の生き甲斐
あきを
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