よしだ あき

歌ってます。日本声楽家協会会員。演奏会情報▶︎https://akiyoshida.th…

よしだ あき

歌ってます。日本声楽家協会会員。演奏会情報▶︎https://akiyoshida.themedia.jp/ インスタ▶︎ https://www.instagram.com/automne_aki_v/

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  • 声楽聴き比べシリーズ

    好きな声楽曲の好きな演奏を3つほど挙げて聴き比べするシリーズです♪アリアや歌曲はもちろん、オペラのワンシーンも取り上げます。 「まとめ」では "あきを"のスペシャルな名言付き!

最近の記事

正確な音程を取ること〜ル・セラフィムのCoachellaを機にして〜

はじめにSNSで話題のル・セラフィムCoachellaパフォーマンス。 良くも悪くも話題になるのは、人気さゆえでしょうか。 私はK-popについて、超有名どころ女性グループの歌い方をチェック(職業癖だね)するくらいで、特段のK-popファンではない。 なので、彼女たちのCoachellaパフォーマンスについては、SNSで話題となった切抜き動画しか観ていない。 あくまでCoachellaパフォーマンスを機にこのnoteを書いていること、そして切抜き動画を彼女たちの何かを

    • 自分を信じて貫いてさらけ出すこと〜マイリー・サイラス グラミー受賞を通して〜

      お祝いしたい。 私の永遠のアイドル、Miley Cyrusが遂にグラミー賞でレコード賞を受賞した! クラシック畑で育ってきたものの幼い時から洋楽が大好きで、今は世間の音楽は知っておこうと言う謎の使命感でグラミーだけは欠かさずチェックしている。 レコード賞とは主要4部門の中で、所謂シングル曲に贈られる賞。 楽曲賞は作詞作曲者に贈られる一方、レコード賞はアーティストだけでなくその曲の制作に関わった全ての人に贈られる賞なのでとりわけ嬉しい。 因みに、最も栄誉あるとされるアル

      • 声楽聴き比べシリーズ vol.5 ウェーバー《魔弾の射手》より"Kommt ein schlanker Bursch gegangen"

        サクッと聴き比べるシリーズです! 私がサクッと書けて、皆さんがサクッと読み終えることが目標です。 C. M. v. Weber "Der Freischütz" 〜すらりとした若者がやって来たら〜音楽史やオペラ史を受けた人なら 一回は書いたことあるのでは? 問.) ドイツ・ロマン派オペラの幕開けとなった作品名と作曲家を書きなさい。 答.) カール・マリア・フォン・ウェーバー 「魔弾の射手」 懐かしい!笑 名前は長いし、題名は画数多いので嫌でしたけど 音楽は本当に美しく

        • 声楽聴き比べシリーズ vol.4 シューマン《Der Nussbaum》

          サクッと始めてサクッと終われ、 サクッと聴き比べできるシリーズです。 R. Schumann「くるみの木〜ミルテの花より」美しく、愛らしく、 歌詞も含めて大好きな曲です。 大きな起伏はないこの曲ですが レガートの中で言葉のリズムを楽しめるまで歌えるようになるには、大変な事です! 歌っているといつの間にか支えが上がってて怖すぎます(笑) 同じリズムや音形の繰り返しなので たとえ支えが上がるトリガーを見つけても 一曲通して気をつけなければなりません! あーーー恐ろしや!

        正確な音程を取ること〜ル・セラフィムのCoachellaを機にして〜

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        • 声楽聴き比べシリーズ
          5本

        記事

          声楽聴き比べシリーズ vol.3 フォーレ《Clair de lune》

          こちらは、読み手も書き手もサクッと始めてサクッと終われる!が目標のシリーズです。 G. フォーレ「月の光」前奏が綺麗で長い 歌い始めるのを忘れそうな歌代表。 「もし出とちったら、もう一節(ひとふし)お願いします。」と、ピアニストへ事前に頭を下げておきましょう(笑) 大丈夫、素知らぬ顔で歌い始めれば、誰も気づかないから! 初めてこの曲を聴いたとき こんな歌曲の世界もあるんだなぁ と未知の世界を聴いた感覚を今でも思い出します。 聴き比べApple Musicで聴ける音源

          声楽聴き比べシリーズ vol.3 フォーレ《Clair de lune》

          声楽聴き比べシリーズ vol.2 モーツァルト《Abendempfindung》

          気負いなくサクッと初めてサクッと終わらせようとしているシリーズです。 W. A. モーツァルト「夕べの想い」この曲を初めて聴いた時、モーツァルトがある世界に生まれて良かった〜!!!神様ありがとう!!!!と思った事を思い出します。 大袈裟だけど好きなんです、モーツァルト。 聴くのとは大違いで、フレーズも長く大変な曲です。 人生の終わりを「ステージの幕が降りる」と表現したテクストがありますが、この詩を歌い上げる前に私のステージの幕が降りるんじゃないかと何度思ったことか(笑

          声楽聴き比べシリーズ vol.2 モーツァルト《Abendempfindung》

          声楽聴き比べシリーズ vol.1 ベッリーニ《Ma rendi pur contento》

          聴き比べてみたり、サクッと感想をば。 そしてサクッと終わらせます。 V. ベッリーニ「喜ばせてあげて」私が高3の時に見た藝大の課題曲にこれがありました。受けてさえもないので、一生懸命に取り組むこともなく、つまらない!!!と思ったのがベッリーニとのファーストコンタクト。 私の"つまらない"と言うのは、あまりにも難しくて歌えず、悔しくてたまらない感情の裏返しでもあります。 今では大好きで、発声のバロメーターとしても歌ってます。 歌えば歌うほど奥深く、嫌いとは紙一重のところ

          声楽聴き比べシリーズ vol.1 ベッリーニ《Ma rendi pur contento》