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共同声明の改定に賛成だけど反対な件について

こう思う理由をちょっとだけ書き連ねていこうと思います。

1.日銀審議委員に高田氏、田村氏を任命

高田氏からマズそうなにおいがプンプンしているので、こんな人を任命してしまう内閣は終わったほうが良いと思います。
到底、この内閣では、共同声明を現在の内容よりも良い方向に改定できるとは思えません。

2.骨太の方針に書かれている財政健全化目標が謎


経済財政運営と改革の基本方針 2022 について

財政健全化の「旗」を下ろさず、これまでの財政健全化目標に取り組む。経済あっての財政であり、現行の目標年度により、状況に応じたマクロ経済政策の選択肢が歪められてはならない。

この部分と、

我が国の債務残高は毎年の財政赤字が積み上がっており、今後も、安定的な国債の借換えのための環境を実現していく必要がある。また、債務残高対GDP比をコントロールしていく観点からも名目成長率を高めることが重要である。

この部分。

「債務残高対GDP比をコントロールしていく」ってのはドーマー条件のことを指していて、名目成長率を高めることが大事だねってのはその通り。
んで、これとリンクする財政健全化目標、すなわち2025年度中のプライマリーバランス(以下、PB)黒字化目標なんだけども、こいつが危ない。
経済成長が十分になされれば、自然とPB目標達成して良かったね、で済むが、十分でない時にどうしようかとなれば、(順番を間違えてはならないとか言ってるけど)歳出カットや増税の話が出てくるだろう。
経済成長が十分でない場合に何をしたら良いかといえば、マクロ政策としては、財政政策と金融政策ともに拡張的にするのがセオリーなので、PB黒字化目標に時期を区切る意味ある?となってしまう。
(個別の規制見直しとか種々の細かい政策も必要だよ。もちろんね。)
そういうことで、時期を指定してPB黒字化を目指すのは、危険だし要らない目標設定だと思う。
この目標を掲げつつ、特に時期を明確にしていない「債務残高対GDP比」をコントロールする文言が入ってるから、もうなにがしたいのか謎なわけ。
こんな謎を放置したまま「新しい資本主義がー」だとか、大仰なことを言ってるもんだから、ちゃんとしたマクロ経済政策をやってくれそうな期待がこの内閣に持てないわけ。

まとめ

もっと沢山理由があるかと思ったけど、2つしかなかったわ。
そんなわけで、ワシのハンドルネームが「ふたなりあったかいナリ稲荷マン」に改名される日を待ち望みたいと思います。


るんるーん♪