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草木との葛藤

東京で、満員電車や複雑な路線の乗り換えに慣れなきゃいけないように、田舎では、草木のメンテナンス作業は生活の一部。
樹木は、気が付くと巨大化し、自分のキャパを超える存在になってしまいます。

アカシア
祖母が、成長が早く、焚き木として重宝するため、北国の生活ではありがたい樹木だと語っていましたが、焚き木にしないで放置していたら、大変なことになりました。
隣の家との境界に、自然に生えてきたアカシアが、ここ数年で巨木化し、素人ではどうすることもできなくなってしまいました。5月頃、白い花が綺麗で素敵なんですが、大きく広がる枝が、母屋に覆いかぶさりそうな勢いに…。
材木を扱う専門業社にお願いし、クレーンなどの重機を使っての大規模な撤去作業となりました。切り株みたら、すごい太さ!。
庭の木は、あまり大きくしてはいけないと痛感しました。

松の木
子供の頃、ブランコを下げ、遊んだ松の木。
砂丘地の防砂林として、故郷で最も馴染みのある木の一つ。
松ぼっくりが転がって、ドンドン子孫を増やしていきます。繁殖力があるからこそ、縁起物として親しまれているわけです。
耕作放棄された畑地など、あっという間に松林になることも。
我が家の畑も、そうなりかけていたので、最近は、こまめに伐採して、これ以上増えないように気をつけています。
庭に植えてあったものは、手入れが大変になってきて、大工さんに撤去してもらいました。


土手から勢力拡大中の「葛」は、ここ数年、一番の格闘相手に。春先に先手を打っておかないと、夏に一面が緑のモンスターになって、太刀打ちできなくなります。
ただ、花も美しいし、いろいろ役に立つので、邪魔にならない所にあると、好きな植物。


空き地に、徐々に増殖した竹。エリアを凄い勢いで拡大し、我が家にも迫ってきました。敷地に迫ってきた部分だけでも刈り取ろうと思い、いざ作業に取り掛かってみると、かなり大変でした。切った竹の置き場を確保しないと、長い竹を持ったまま身動きが取れなくなります。


祖母が、伊勢神宮の植樹の勤労奉仕でいただいた、ありがたい木だというのはわかっていましたが、これまたドンドン背が高くなり、母屋や電線への影響が心配になり、近所の人にお願いして、チェーンソーで切断してもらいました。
祖母が大切に思っていた木なので、幹の部分の皮を剥がし、いつか何かに使えることを願い、倉庫の軒下に保管してあります。

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