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作詞家 渡邊亜希子
2024年5月14日 16:19
ここまで長々とお読みいただき、本当にありがとうございました。作詞家になりたい方には本当に何の参考にもならなかったと思いますが、何かもし、出逢いや縁、タイミングや夢など、ご自身と重ねて感じていただけることがあれば幸いです。スマイルカンパニーと契約後から、当然すぐにたくさんのお仕事をいただけた訳ではなく、その16年後にスマイルカンパニーとの契約を解消し現在、まさに今日にいたるまで肩書ではなく
2024年5月13日 15:57
後日スマイルカンパニーの事務所で部長さんとの面談があり、明日香に提供していた歌詞をネットで事前に見てくれていた部長さんは2つ返事で「是非うちに所属してください」と言ってくれた。社長とは契約書を交わしていたわけではなかったしほぼほぼ仕事ももらっていなかったので軽い気持ちで、いや、私を作詞家にしようとしていたのだから、どちらかと言えば喜んでくれるかも知れないとすら思いながら「スマイルカンパニーと作
2024年5月12日 14:05
社長が「うちと契約して作詞家になれ」と言い、私が「作詞家になりたい」と言ってから2年が過ぎた。明日香との友情は続いていたけれど、明日香が成長して自分で歌詞を書けるようにもなり私が歌詞を書くことはほとんどなくなって来ていた。「社長、暇なんですけど」「社長、どうしたら作詞家になれるんですか」給料が出るわけではないので土日のアルバイトに復帰していた私が時々社長に連絡を入れると、社長もなんと
2024年5月9日 14:01
食事会は進み、お酒も進み、酔っ払った社長が調子に乗ってふいに明日香のことを「うちの商品が…」というような言い方をした。また酔っ払ってる…明日香のご両親の前でも同じ言い方ができるのだろうか。社長のお酒の飲み方に対する日ごろの苛立ちがパチンと弾けた。「社長、明日香は物ではありません」他社の社長さんの前にも関わらず私はニコリともせず冷たく言った。社長も社長で私の仕事ぶりに対する日ごろ
2024年5月8日 17:48
私がマネージャーになってから半年後くらいだろうか。2003年1月22日、明日香は「ake-kaze」でデビューした。デビューまでにレコード会社、ラジオ、テレビ等、ご挨拶回りの予定が次々と舞い込む中、PVの撮影、2枚目のシングル「母」のレコーディング、それに参加するミュージシャンのブッキング、大きなスタジオの予約、国内のみならず日中韓同時デビューだったのでデビューライブイベントのリハーサル調整