ティール組織に移行したい、しかしその進め方がオレンジ組織であることに気づかされた話
ティール、ホラクラシー、セルフマネジメント組織、自律型組織、とかとか。頭では分かる。なるほど、不確実な時代に求められる経営組織はこういうものだろうと。自分が変わらなくても社会はこっちの方向に変わっていくのだろうと。頭では分かる。
頭では分かっているけれど、しかし、自分が細胞レベルでオレンジ組織であることに気づかされた話。
※この記事では、ティール組織やオレンジ組織がなんたるかは割愛します。まだ自分の言葉で語れない。
いくらツールを導入しようとしても、細胞がオレンジであるという現実
「これからはティール組織にしていきたい」とか、「ホラクラシーに移行していくことになった」とか、あるいは「そういう会社で働きたいな」とか。
良い。とても良いと思う。いろいろな本や記事を読み漁り、長らくもやもやに包まれてはいるが、私もそのひとりだ。
しかし、実際にそれにどう取り組もうとしたときに、気づかされたことがある。
昨日まで、私の頭の中はこんなかんじであった。
まずは、ありたい姿を描くでしょ。ありたい姿を描くと言っても、ティール組織とかホラクラシーとか、既に定義があるんだからそれを試すことにして。期限か。まあ、今日明日でできる類でもないし、3カ年計画かな。それから、どうやって進めようかな。役割分担と次回アクションの日にちを決めて…
皆さんはお気づきだろうか。
私は、まったく気がついていなかった。この進め方に1ミリも違和感がなかった。
そして昨日、ある方に大切なコメントをいただいて我に返ることができた。
「それ、オレンジ組織の進め方ですね」
・・・・。
・・・・・。
あかん。細胞レベルでオレンジや。
自分が変容することが、次の組織形態への第一歩
そう。オレンジ組織で10年間やってきた私が、ティール組織を体現しようとするならば、なんやらを導入する前に、細胞を入れ替える必要があったのだ。
そんな気づきをtwitterでつぶやいたところ、なんと、「ティール組織」翻訳者の鈴木立哉さんから以下のメモをシェアいただいた。
カヤックCEO柳澤さんの言葉であるが、
「基本的に、集団の中でいい恰好をしたい、目立ちたい、恥をかきたくない、どちらかといえば成果を独り占めしたいタイプは『ティール組織』には向いていないと思いますね」
なるほど、まさに、である。
自分を覆っている仮面の正体と向き合い、不安や弱さを表現し、自分が変容することが、ティール組織なり、次の組織形態への第一歩であること。その過程をすっ飛ばして、いくらツールや制度を取り入れたところで、自分のマインドがオレンジ組織であることにガツンと気づかされた。
ようやくスタートライン。
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