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原始反射の統合ってどんなことするの?手技とエクササイズの違い

原始反射の統合ワークにもいろいろあって、正直わたしも細かくは把握できてませんが、ざっくり分けると

① エクササイズ・運動によるもの 
② 手技によるもの

があります。

わたしが最初に出会ったのはエクササイズ系のものの1つ(エクササイズにもいろいろあります)。筋反射を使って反射を確認しながら、リズミカルな運動を使って統合を促していくものでした。

ただこのやり方だと、本当に原始反射統合に特化したセッションをしなくてはならなくて、それはわたしのやりたいスタイルではなかったので結局使わずじまい・・・

でも反射の影響の強さは、自分に残ってた反射からもひしひしと感じていたので、手技ベースでセッションに取り入れられるものはないかと探し続けていたところ、海外のオステオパシーの先生から学ぶことができたんです。

わたしが今セッションで使っているのはこちらの手技によるもの。
反射の残存具合をチェックして、頭や背中にやさしく触れるだけのとてもやさしい手技です。

反射が残っている=神経系が強く興奮している状態なので、その興奮が収まっていくと深くリラックスして眠ってしまう方も少なくありません。

(じっとしていられないお子さまの場合でも、動きながら対応していくので大丈夫です。)

どんな方のセッションの場合でも、必要だなと感じたときにぱぱっと使えるのでとても重宝しています。

で、エクササイズ系との違い・・・ですが、あくまでわたしの主観ではありますが、手技の方が変化は早くでるように感じます。

よく「反射は回数券で、使い切ったら終了」なんていう表現が使われたりもしますが、エクササイズの場合はその回数券を使い切るまで回数と時間が必要です。

あと、出産時、ケガや病気、手術などの影響がからだに残っていて、エクササイズの効果がうまく出ずらかったり、余計に時間がかかることもあるかもしれません。

そういう意味では、原始反射だけにとらわれず、からだ全体整えながら、手技による統合をしていくのがいちばん「もれなく」ケアできるかな・・・と。

手技とエクササイズと、どちらが優れてるかということではなくて、目的と特徴が違うので、それぞれを上手に利用していただけたら・・・と思います。

今はエクササイズ系のほうが主流で、そちらのほうが気軽に試せると思うので、まずはエクササイズを試してみて、もっと変われるかな?と思ったら、またはあんまり効果がでてないな、と思ったら、手技をうけてみる、というのもよいと思います。

あとは並行して進めていくのもよいです(楽しんでできるのであれば)。ノルマ的になってしまうと苦しいですが、やると気持ちい!ということであれば、ご家庭ではエクササイズをやりつつ、施術を受けにくるというのは良いと思いますし、実際そういう方もいらっしゃいます。

あと最後に一番大切なこと。

エクササイズにしても、手技にしても、「消そう消そう」と思ってやらないこと。

残存する原始反射=悪者、ではありません。今まで一生懸命からだを守ってきてくれたものです。

反射の残存って聞くと、どうしても「残ってるのは異常なこと」「反射のせいでおかしくなってる」「反射はなくさなくちゃいけない」と思ってしまいがちですが、苦しさの根っこにあるものだから、そう思ってしまう気持ちもとってもよくわかりますが、

「今まで守ってくれてありがとう」

そういう気持ちで変化を期待せず見守ってあげることが、結局は早い変化につながっていきます。

大人も子供も受けられるやさしい原始反射統合やっています。
@埼玉県志木市


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