花を飾りだして、日常に芽吹いた小さな変化
一輪の花の周りから部屋がどんどん片付いていく
花があるとその周りがどんどんきれいになっていく。
たとえばリビングのローテーブルに花の入った花瓶を一つおいておくだけで、今までテーブルの上にあったお菓子や爪切り、ポストに投函されていた不要な紙モノは徐々に遠ざかるようになる。片付けたいテーブルがあったらきれいな花と気合の入った花瓶を置くのは効果てきめん。
使い古した定説ではなくこれはもう自然の摂理である。
花を飾る回数が増えるほど余白を大事にしたくなる
花を飾るようになった変化その2。
花瓶のおいていない場所の乱れにも注意が向くようになり、片付けを始めだすようになった。
花を買うたび、私は花瓶の位置をキッチンカウンター、玄関先、寝室だったりに移動するようになるのだが、かつて花瓶がおいてあった場所は「いつかここに花瓶を置くかも知れない」と、常にキレイにしておこうという気持ちが維持されるようになる。
私はSNSに時々写真を投稿するというのもあり、一輪の花効果で部屋が片付き、3箇所もフォトスポットが新生した。
風通しと光に関心が向くようになった
暖かくなったのもあり、冬に比べてうんと花もちが悪くなったのは否めない。
自分のできる範囲でどうにかして花もちをよくできればと、風通しを良くしたり、ホコリをかぶらないよう周囲を常に清潔に維持したりするようになった。結果、花持ちはそんなに変わらなかったものの、部屋全体がさわやかな空気に包まれているかのように感じることが増えた。
写真を撮ってSNSにアップする目的以外でも、花が美しく見えるように、光が美しい時間帯と場所はどこだろうかと、部屋の随所に注意を向けるようにもなった。
より合理的な選択としては、切り花の持ちにはメネデールが超オススメです。花屋についてる長持ち剤よりオススメ。
花を飾ると美しいものを大事にしたくなる
花は生き物故に当然枯れる。お花が首をもたげて終わりを告げた様子を見たり、生ゴミ入れに花を捨てるときは毎回少なからず申し訳ない気持ちになってしまう。
それでも美しく見える瞬間が少しでも長くなればと、頭がもたれそうになったスプレーバラはガラスのプリンカップにいれて頭をちょこんと覗かせるように飾る。
2日後、ガクが腐り始めてポロポロと花びらが落ちてくるようになるが、そのときは花びらを一枚ずつちぎり、シンプルな器や箱に敷き詰めるとすごく愛おしい小さな世界が完成する。こっちだよ親指姫。
こんなふうにして、ひとつの生命と美しさに向き合いながら、花のある暮らしを堪能することで、身の回りにある大切なものへの見方も変わっていくようになった。
私の場合、花を活けている花瓶や、花瓶を置くテーブル、花のある空間全体、そして花を美しいと感じている自分の心の有り様に関心を持ちはじめ、前よりかは丁寧に向き合うようになった気がする。たまに机ふいたりとか、きれいな写真を撮影してアルバムに残すようにするとか、そんな小さなことではあるけど。
余談:花のある暮らしのきっかけになったサブスク
いつもよりうんとたくさんの花を活けるようになったのは、全国の日比谷花壇のリアル店舗にておトクに切り花やハーブを購入できるサービス「ハナノヒ」というサービスに登録していたから。
私が登録したプランは月額3000円のツムハナプラン。一回あたり990円まで、好きなお花を自由に選んで購入することができ、ひと月あたり6回の利用が可能。
部屋の見栄えやものの見方を変えたいなーって考えている人は是非オススメです。素敵な花を部屋に飾ることで、きれいなものが視界にどんどん増えていくのは気持ちいいこと。
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