私の好きな日本の白と、アメリカの白
日本の白は、光を柔らかくする白。
白いリネンのシャツが好きで、あの、柔らかく光を返す感じとか、とろろっと下に落ちようとするのにハリをもっているところとか、ツイードやニット素材を組み合わせたとき、冬は小春が来たかのようにあたたかにみえるところ、などが気に入っている。
アメリカの白は光を放ち、曖昧さを嫌うような、ストラクチャのある白だ。
今、目の前にある石膏のようなフラワーベースは部屋に輪郭を生み出し、ウエッジウッドのお皿はテーブルの上を明確に区画する。グリッドするインテリアによく映える。花屋で見た白いバラも、青みを帯びた濃いグリーンの葉の光を受けて、とてもフレッシュだ。寝具もバスタオルもまた、そのものらしいという主張があり、わたしにはまだ馴染まないけれども。
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