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南東欧旅行記_Day 2 ルーマニアのブカレストに到着&観光

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Henri Coandă International Airport到着

ブカレストのアンリ・コアンダ国際空港はジェットエンジンの父と言われているアンリ・マリ・コアンダにちなんでいるとのこと。
以前の空港名はオトペニ空港(Otopeni Airport )だったそうで、当時の名残で空港3LetterはOTPのようです。

京都の自宅を出てから約30時間超。ようやく目的地のルーマニアのブカレストに到着しました。

朝7:30に到着する便だったのですが、同時間帯に到着する飛行機は他になかったようで、入国審査の列はとても短かったです。

入国審査での質問は
How long will you stay here?
だけでした。
Two nights
と返答してあっさりパスポートにスタンプを押してもらえました。

ルーマニアはEU加盟国ですが、シェンゲン協定には参加できていないそうです。

スーツケースのターンテーブルの近くに両替所が2カ所ありましたが、朝早い時間帯だったためか、営業していませんでした。
スーツケースを受け取って一般エリアへ出たところで、タクシーの客引きらしき人がたくさんいましたが、私は誰にも声をかけられなかったです。

ルーマニアの通貨はレウ(RON)で、ざっくり1レウ30円です。
ルーマニアのユーロの導入は未定。

空港のATMでWiseから現金を引き出しました。
悪名高いEURONETのATMとルーマニアのCEC銀行のATMがあったので、迷わずCEC銀行ATMにWiseのカードを挿入したのですが、取扱できないという主旨の表示になってしまいました😢
仕方なくEURONETのATMを利用したのですが、最小単位が250レウとなっていて、任意の金額を引き出せない仕様になっていました。
しかも手数料が19.35レウ(=600円)。めちゃくちゃ高いけど他に選択肢がないので、仕方ないです。空港内にはたくさんATMがありますが、どれもEURONETのATMです。

airaloのeSIMはブカレストでも問題なく使えました。ルーマニア到着時に何も設定変更せずにストレスなく使えてよかったです。

空港からホテルへ

ブカレスト空港から市内中心部へは783番バスがメジャーな移動手段で、クレカタッチ決済で乗車できます。
乗車時にドア付近に設置されている黄色い読み取り機にWiseをかざすだけで大丈夫でした。読み取り機からピーと音がして何か文字が表示されるのですが、短時間で表示が消えてしまうのでちゃんと決済できているのか不安になりました。スマホのWiseアプリで3レウ(=90円)決済出来ていることが確認できました。

以前は783番バスに乗るにはチケットキヨスクで現金で乗車券を買うスタイルだったようですが、2023年5月時点ではクレカタッチ決済OKとなっていました。世界中でクレカタッチ決済が進んでいますね。
後日市内のバスチケットキヨスクで確認したのですが、空港発着のバスにはすべての車両にクレカタッチ決済ができる読み取り機が設置されているそうです。

783番バスは市民の生活路線みたいで、私がバスに乗った8時頃はちょうど出勤時間帯だったため途中からたくさんの通勤・通学と思われる方がバスに乗ってきました。
バスにはスーツケース置き場がありますが、まぁまぁ混雑することは知っておいた方がいいと思います。

車内はきれいで、とても静かでした。混雑しているのに大声でしゃべる人はおらず、みなさん小さな声で会話していました。静かすぎて居心地が悪いレベルだったのですが、途中から運転手さんがラジオをかけたのでちょっと気が楽になりました。

空港からホテル最寄りのバス停まで1時間もかかりました。ブカレストは車がとても多く、朝の渋滞にはまったようです。市内は車の台数に対して駐車スペースが全く足りておらず、街中のいたるところに乗用車が停めてありました。

ブカレスト宿泊先

今回の旅行では5都市に宿泊するのですが、すべてBooking.comで予約しました。
ブカレストの宿泊はHotel Ambasador

783番バスのPiata Romanaバス停から歩いて4分、大通りに面したホテルにしました。
ホテルに到着したのは朝の9時頃だったので、スーツケースとバックパックを預けて街歩きにでかけました。

ブカレスト観光

国民の館(議事堂宮殿)は外観だけみればいいかなと思っていたのですが、ブカレストからソフィアへ移動するフライトが欠航になってしまったことから、ブカレスト滞在時間が長くなったので、国民の館の内部見学に行くことにしました。

ルーマニアの国産大理石がふんだんに使われている国民の館

公式サイト http://cic.cdep.ro/en/visiting/ によると電話予約が必須となっていたので、ホテルにスーツケースを預ける時に「電話予約してほしい」とお願いしたら、「予約は要らない、行けば入れる。パスポートだけは忘れずに持って行ってね」とのことだったので、とりあえず国民の館方面へ歩いて行ってみるとことにしました。

ホテルから国民の館までは徒歩で30分。到着したばかりなので街の様子を知るためにものんびり歩いて向かいました。

途中でちょっとだけキックボードのLimeも使いました。どなたか私のプロモコードRVOJLM5を使ってくださったおかげで、3レウ割り引かれて、2レウ(=60円)でライドできました。ありがとうございます。


このLimeに乗りました
プロモコード使ってくださった皆さま、ありがとうございました!

10:35に国民の館に到着したら、12時からの見学に参加できるとの案内でした。手書きの受付票を受付の人に書いてもらい、館内の売店でツアー代金60レウ(=1,800円)を支払うスタイルになっていました。クレカ支払可能。
見学は90分間で必ず集団で一緒に行動するように説明があり、身分証明書原本を持っているかも確認されました。

見学開始まで1時間半も待つのはちょっと辛いなと思いつつ、とりあえず館内で待ってみました。どうやら30分おきに20人~30人の集団で職員の方と一緒に見学するスタイルのようでした。
ダメもとで「私一人だけだからこのグループに入れてくれない?」と頼んでみたら、11:00のグループでは職員の方にダメと言われたのですが、懲りずに11:30のグループでもお願いしたら入れてもらえました。

私は国民の館で直接申し込みましたが、Get Your Gideなど現地ツアー会社が開催している見学ツアーもあります。私のように現地で開始時間を待たずに済むので、多少高くなりますが代理店で予約するのもよさそうです。https://www.getyourguide.jp/bucharest-l111/palace-of-parliament-in-bucharest-tickets-and-guiding-t444964/

私のように個人で直接国民の館へ行って内部見学する場合はGoogleマップでMuseum of the Palace of the Parliamentを目的地にして経路検索してください。巨大な建物の見学入口は裏側にありますhttps://goo.gl/maps/TispWrU8qTqwEMdE7

撮影禁止とか撮影するには別料金が必要という情報がWebのあちこちに書いてありますが、館内は基本的に自由に写真も動画も撮影可能で、セキュリティチェックエリアだけは撮影禁止となっています。
今回の旅行でこの後も何度も経験することになるのですが、Webで調べたことと実際の乖離がたくさんありました。

国民の館内部 一番大きなホール
現在は誰でもレンタルすることができます

私が合流させてもらったグループを担当してくださった職員の方はルーマニア革命(Wikipedia)の時は高校生だったそうで、当時のいろんなことを鮮明に覚えていると話してくださいました。
革命前はパスポートを持つこともできなかったそうです。ルーマニア社会主義共和国という素晴らしい国に何でもあるのだから他国に行く必要はない。なぜパスポートの申請をするのだ?と申請するだけでも目を付けられることになったそうです。

ルーマニアでは国旗の横にEUの旗も掲げてあるケースが多かったです。
きっとこの真ん中にはかつてチャウシェスク像があったのだろうなと思わせるホール。

館内の迎賓エリアには左右に階段があるのですが、微妙に高さが違います。チャウシェスク夫人はニコラエ・チャウシェスクよりも5センチ長身だったため、ニコラエ・チャウシェスクが小さく見えないように階段の設置位置を調整していたそう。職員の方は「右と左のどっちが高くて、どっちが低いか忘れたわ。だって、たった5センチなんてどうてもいいことなんですもの」と笑いながら言っていました。

国民の館はさまざまな部屋や設備があり、広く一般利用ができるようになっていて、私が行った日は黒海エリアの燃料資源の会合のようなイベントが開催されていて、スーツをきた大人たちがたくさんいました。

外交目的の場合に使われていた部屋
すべてピンクの調度品はどの国の国旗にも使われていないピンクを用いることで中立を示していたそうです

1,100室もある大きな設備ですが、現在はその3割くらいしか利用されておらず、7割が何も使われていないそうです。もったいない。

90分の見学ツアーで館内をたくさん歩きましたが、建物の7%しか見ていないとのことだったので、かなり大きな建物だと実感しました。

国民の館から見た統一広場方面の眺め

国民の館見学ツアー終了後、お昼時だったのでブカレストの超有名店Caru' cu bereへ行ってみました。

観光客と地元民で賑わっていた Caru' cu bere


平日ランチタイムは1,000円くらいでルーマニア料理が楽しめるとの前情報だったのですが、そんなお手頃なメニューはなくてむしろ高級メニューばかりでした。

この日のおススメメニューだったので、ほうれん草のスープと牛肉パイをいただきました。
飲み物はホームメイドレモネードで、このあとルーマニアとブルガリアで何度もいただきました。冷たいレモネードにはちみつがたっぷり入っているのですが、全然溶けてくれません。ミントはかなりワイルドで日本のスーパーで買うミントよりも野太かったです。

ホテルのチェックイン時間になったので、一旦ホテルへ。
ルーマニアでは日本の1階に該当するフロアがPでした。

Pは地下駐車場かと勘違いしたのですが、実際はロビーがあるフロアで、日本で言いうところの1階でした

長時間移動の疲れもあって、この日はホテル近くのスーパーでお水とヨーグルトとプレッツェルを買ってきて部屋でのんびり過ごしました。

Tripcoin

5月30日 1レウ(RON)=30円 1日合計約22,680円

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トップ画像は国民の館です。

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