見出し画像

京都 都七福神まいり 

日本最古の七福神巡拝と言われている京都のみやこ七福神まいりのルートをnoteします。

巡拝の順番に決まりはなく、好きな寺社仏閣からスタートしてOKなので、ルートの組み方はたくさん考えられます。
いろいろ検索・検証してみた結果、2日に分けて巡拝するルートがおススメです。

京都駅のツーリストインフォ 京ナビで配布されていたチラシ


東京に住んでいた時に、お正月に新宿の七福神めぐりをしたことがあります。美味しいスポットに寄り道しながら徒歩で数時間で巡れて、とっても楽しかったです。

京都の都七福神めぐりは広範囲なので、バスや地下鉄に乗って巡ります。
一気に7か所めぐったことはまだないのですが、京都の都七福神まいりも楽しそうなので、近日中に行ってみようと思います。

おススメ 2日でめぐるルート

1日目 京都駅→赤山禅院→松ヶ崎大黒天→革堂→東寺
2日目 京都駅→萬福寺→六波羅蜜寺→ゑびす神社

毎月7日が都七福神のご縁日で、1月8日からゑびす神社で十日ゑびすが始まるので、1月7日と8日に巡ると楽しそうだなと思います。
お正月に巡る人が多いですが、特に時期に決まりはなく、いつ巡拝しても御宝印はいただけるそうです。

1日目

9:00 赤山禅院へ
①京都駅から地下鉄烏丸線(時刻表)で国際会館駅へ 290円
②国際会館駅前から市バス5系統(時刻表)に乗って5つ目の修学院離宮道で下車 230円
③バスを降りて徒歩で赤山禅院へ 約15分

10:00 赤山禅院に到着
慈覚大師 円仁の遺言により創建された天台宗の寺院で、比叡山延暦寺の塔頭です。京都御所の鬼門・北東に位置することから方除けのご利益があるといわれています。
福禄寿は商売繁盛・延寿・健康・除災の神様

2024年から始まった切り絵御朱印はそれぞれの旗の色と一緒だそうです。色紙もいいですが、切り絵御朱印も素敵でした。
完成色紙は寺社で価格が異なります。
赤山禅院が一番お求めやすい価格でした。

10:30 赤山禅院から歩いて松ヶ崎大黒天へ 約30分

11:00 松ヶ崎大黒天に到着
松ヶ崎大黒天は日蓮宗のお寺で正式には妙円寺
8月16日の五山の送り火「法」の真下にあります。
大黒天は開運招福の守り神

11:30 3か所目革堂へ
①松ヶ崎大黒天から徒歩で修学院駅前バス停へ
②京都バス17系統(時刻表)で14コ目の川端丸太町で下車 230円
③川端丸太町から徒歩で革堂へ 約10分

12:10 革堂に到着
豊臣秀吉が行った京都の街並整理により、お寺がたくさん集まった「寺町通」にある行願寺。天台宗のお寺です。
日本遺産にも登録されている西国三十三所観音巡礼の十九番札所でもあります。
6月中旬から7月下旬は境内に蓮がたくさん咲いてとってもきれいです。
寿老神は長寿の神様

革堂

12:30 寺町通でお昼ご飯
革堂の南側にある更科そばは「おおきに」がたくさん飛び交う京都らしいお蕎麦屋さんで、美味しいです。
京都のパン屋さん・進々堂の本店も寺町通にあります。
寺町通には美味しいお店がいろいろあるので、お昼はその日の気分で。

一保堂村上開新堂二條若狭屋で京都のお土産も買えます。

14:00 4か所目東寺へ
①京都市役所前から市バス205系統(時刻表)で東寺道まで乗車 230円
②東寺道から徒歩で東寺へ 約5分

14:40 東寺に到着
東寺は世界遺産の構成要素の一つです。
東寺は寺宝がたくさんあって、国宝は25件・81点、重要文化財は52件・23,603点も保有しています。見どころたっぷりなので、1日目の最後に行ってゆっくり拝観したいお寺です。
七福神の毘沙門天も国宝です。宝物館に収蔵されていて春と秋の特別公開期間に見ることができます。
七福神まいりでは毘沙門堂に安置されている別の毘沙門様を拝観することになります。
毘沙門天は財宝と福徳の神様。

東寺の食堂(じきどう)にあった案内
東寺

1日目の4か所はいずれも境内拝観自由で、御宝印をもらう寺務所等に行くための拝観料を払う必要はないです。

1日目の交通費合計は980円。
最後に行く東寺から京都駅までは歩いて15分程度です。
地下鉄・バス一日券は1,100円なので、ホテルの場所次第では一日券を購入した方が安価に周れます。


2日目

9:00 萬福寺へ
①京都駅からJR奈良線(普通)(時刻表)に乗って黄檗おうばく駅で下車 240円
②黄檗駅から萬福寺まで徒歩 約10分

9:30 萬福寺に到着
臨済宗・曹洞宗・黄檗宗が日本三大禅宗で、黄檗宗の大本山が萬福寺。
中国・明の禅僧隠元が始祖というだけあって、京都宇治にありながら中国の雰囲気が漂う寺院です。予約すれば普茶料理をいただくこともできます。
都七福神まいりでは唯一拝観料がかかり、三門で500円支払います。
現在中止されているほていまつりが再開されれば、8日は拝観料が無料になります。

布袋尊は弥勒菩薩の化身として信仰されています。

萬福寺 八が付く日は金の御朱印がもらえるそうです
台湾の台中でよく似た布袋さんを見た気がします

10:30 六波羅蜜寺へ
①来た時のルートを戻り黄檗駅から奈良線(時刻表)で京都駅へ 240円
②京都駅の北側・烏丸口のバスターミナルD2から市バス206系統(時刻表)もしくは86系統、清水寺方面へ行く臨時バスに乗って清水道で下車 230円
③松原通を西へ歩いて六波羅蜜寺へ 約5分

11:30 六波羅蜜寺に到着
空也上人が開創した寺院で現在は真言宗のお寺となっています。
口から六体の阿弥陀様が出ている空也上人像はとってもインパクト強いですね。令和館(600円)で見学できます。
ご本尊の国宝・十一面観音立像は秘仏で12年に一度の御開帳の時だけ見ることができるのですが、2024年が御開帳の年となります。御開帳の時期にあわせて11月に都七福神まいりをするのもいいかもしれません。
革堂と同じく西国三十三所観音巡礼の十七番札所でもあります。

弁財天は言語や音楽の神様。金運・財運の神様でもあるので、六波羅蜜寺ではお金を洗っている参拝者がたくさんいらっしゃいます。

六波羅蜜寺

12:00 お昼を食べて7か所目となるゑびす神社へ徒歩移動
六波羅蜜寺からゑびす神社へは徒歩5分で、とっても近いです。

六波羅蜜寺などがある建仁寺の南側エリアは、高級店からおしゃれカフェまでいろいろあります。
八坂通にある天ぷら圓堂、京町屋でおばんざいをいただけるSAGAN、など。

14:00  ゑびす神社に到着
建仁寺の鎮守社として創建されたゑびす神社は、建仁寺を開山した栄西が無事に中国・宋から日本へ戻ってきたことから「旅ゑびす」とも言われています。
大きな神社ではないのですが、十日ゑびすの大祭の時は、たくさんの人が商売繁盛・交通安全を願って訪れています。
笹に縁起物をつけて商売繁盛を願うのはここ京都ゑびす神社が発祥だそうです。

都七福神まいりは一年中いつでもOKですが、十日ゑびすが行われる1月8日~12日は混雑する分、楽しそうでもあります。

ゑびす神は商売繁盛、旅行安全、豊漁の守護神。

ゑびす神社でもらえるビラ
ゑびす神社

急ぎ足 1日でめぐるルート

7か所すべての御宝印が押してある大護符(色紙)を松ヶ崎大黒天やゑびす神社で買うことができる(白地6,500円、金地6,900円)ので、各寺社で御宝印をもらうための行列に並ばずに、参拝だけして次々と周れば1日で巡ることも可能です。
1日で巡る場合は、北から南へ移動するルートがいいと思います。
8:00 京都駅を出発
9:00 赤山禅院 参拝30分→徒歩30分
10:00 松ヶ崎大黒天 参拝20分→京都バス約40分
11:00 革堂 参拝30分→市バス5937系統で移動、徒歩でも30分程度
お昼
13:00 ゑびす神社 参拝30分→徒歩5分
13:30 六波羅蜜寺 参拝30分→市バス205で約30分
14:00 東寺→徒歩で京都駅→JR奈良線で黄檗へ
15:00 萬福寺(16:30最終受付)

  • 1日ルートはバスの待ち時間を考慮していないです。赤山禅院や松ヶ崎大黒天がある北の方はバスの本数が少ないので、注意が必要です。

  • 地下鉄・バス一日券で周るとお得になります。

  • 京都ではGoogle先生がいけずなルートを提示してくることがあるので、バスと地下鉄はこちらのサイトで検索した方が正確な情報を得られます。アプリもあります。

京都駅のツーリストインフォ 京ナビで配布されていたチラシ

自分のペースで巡るのが楽しそうですが、1月中は都七福神まいりのバスツアーもあります。


東寺に七福神おみくじがありました。

にこにこ顔でかわいいです


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?