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DELF B2 受験結果

無事に合格できました!恒例の点数発表。

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CO(聴解)、CE(読解)は、予想より点が取れていました。これは記述部分で、どの程度点をつけてもらえるかにもよる気がします。正確に書けなくても、とにかく空欄は埋めるのが吉かも。過去問では自分で厳しめに採点していたので、半分位しか取れない時もありました。

PO(口頭試験)のexposéは、イントロはほぼ決まり文句で、論点は良い点と悪い点を2つずつ出し、それぞれ例をあげましたが、プランを作る段階で時間内に良い例が思い浮かばなくて、説得力はあまり無かったと思います。débatも、沈黙はなく、試験官とのやり取り自体は割とスムーズに行きましたが、とっさに出て来る言葉はシンプルなものばかりで、やはり使い慣れていないと出て来ないものだなと実感。

PE(作文)は、噂通り、一番練習していた市長への手紙が来たので、初めて1時間以内に書き上げられました(練習ではどうしても70分かかっていた)。これもイントロや論点、結論で使う文章を繰り返し練習して、ある程度定型化しておけば、予想外の問題が来ない限りは、他の科目に比べて点数を稼ぎやすいです。

問題集は、Reussir le Delf B2(青い表紙)を使いました。2010年度版なので、時事問題が多いDELF対策としては、もっと新しい方が良いかもしれません。Le DELF - 100% réussiteとか。

普段から使っている&受験対策に役に立ったサイトのリストをあげてみます。

RFI SAVOIRS:Journal en français facile を料理する時にいつも聴いています。聴き始めた2年前位は殆ど内容が分かりませんでしたが、今はだいぶ分かるようになったので、進捗具合を実感する目安になっています。
レベル別に豊富な練習問題がありますし、DELFやTCFの過去問も。
Polyglotte:PEの練習をするのに、非常に役立ちました。フォーラムでの投稿や、新聞への投稿の例文などもあり、どのように展開すれば良いのか、使えそうな表現や語彙が参考になります。
Le Parisien : 比較的取っつきやすいので、暇な時に目を通すようにしています。
Le Monde : Videoがオススメ。数分間で一つのテーマを順序立てて説明するという意味で、言葉の選び方など、POのexposéの参考にも。
franceinfo : TV代わりに。やはり画像があると分かりやすいですね。

どのようなペースで受験まで行ったかを振り返ると、割合としてはCO・CE : PE : PO= 2 : 5 : 3 位の力の入れ具合だったかと思います。CO・CEは普段の積み重ねが物を言い、実際に対策が出来るのはPE・POかなと思ったので。

3ヶ月前に問題集を買い、PEとPOに関して情報収集を始めました。問題集を少しずつ進めながら、2ヶ月前にはPOのexposéを見てもらうために、オンラインのプライベートレッスンを2度受け、大体の語彙レベルや、exposéの流れ、問題提起の仕方、論拠と例の出し方などを確認しました。その後は、POのプランを30分で作る練習と、プランに沿って一人でぶつぶつ実際にexposéをしてみて、自分が詰まりやすい所を確認して補強しました。時間を計って何度かやってみると、大体のペースが分かって来ます。
PEは市長への手紙(3〜4回)、保護者への手紙、上司への手紙、新聞への投稿、フォーラムへの投稿などを一通り書いてみました。
2週間前位には、緊張感が保てなくなってのんびりしてしまったので、もう少し後から対策を始めた方が良かったのかな?この辺りは個人差がありそうですね。

あとは、普段から小説を読むことにチャレンジしています。丁度良いレベルの物を探すのが難しいのですが、一番最初にフランス語で読んだ本で、アキ・シマザキさんの本は、やはり日本人の書いたフランス語だからなのか、とても読みやすかったです。一つのシリーズが5部作という形を取っていて、それぞれの登場人物がリンクし合っていて、後から他の話の伏線が回収されたりして面白いです。まだ最初のシリーズ(Le poids des secrets)しか読んだことがないのですが、いずれ他のも読んでみたい。

さて、色々書いて来ましたが、DELF B2受験を考えている方に、何か参考になれば幸いです。DALF C1でやっと使えるレベルというのをネットで見て、自分の実感としてもそうだろうなと思っています。B2ではまだまだ自然に会話するというのとは程遠いなと。個人的な目標としては、一般的なニュースや新聞を、余分な労力を使わずに理解でき、小説が楽しめ、ストレスなく日常会話が出来る所まで行きたいです。フランス語を勉強している皆さん、お互い頑張りましょう。

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