誰のための地域コミュニティ?

今日は私が参加している地域の地下組織的なコミュニティの月一定例会議の日で、事情があって会議室には行けずオンラインでの参加になってしまったのだけれど、今日は久しぶりにたくさんの人が参加してくださって、話題も豊富な会でした。

大きなトピックとして、区議会議員の方と保育事業をされている方が「商店街における子育て支援事業について」の相談を持ち込んでくださり、地域コミュニティについて考えさせられました。

私がこの地下組織に所属しているのは、普段フリーランスとして自宅で仕事をしていると、リアルで誰かと会って話す機会が全然なく、どんどん引きこもりになってしまうから、ここで生存確認しあえる仲間がたとえ雑談程度の回があったとしても、かけがえがないから。地域のイベントに積極に参加できればそれはそれで社会貢献になるし、自分が生きている価値にもなるし。(ほとんどないけど)

昨日タイムリーに要町あさやけ子ども食堂を運営されているご主人にお話を聞いてきたところです。日本で2番目に子ども食堂を始めたところだそうです。今では子ども食堂は山ほどありますが、ご主人の言葉で一番興味深かったのが「ボランティアさんのための子ども食堂」でした。

子ども食堂を利用する世帯は通常30世帯から、コロナ禍で倍に増えたそうですが、ボランティアさんは更に多く70人もいるそうです。ボランティアは一度も募集したことがなく、自ら「やらせてください」と申し出てくださるのだとか。貧困家庭が子ども食堂で助かっているのはもちろんなのですが、ボランティアの奥さまたち、高齢者の方々も地域でコミュニティの場を求めているんですよね。

要町あさやけ子ども食堂さんも軌道にのるまではご主人の持ち出しが多かったそうですが、助成金が出るようになったり、寄付が増えたり、ふるさと納税の返礼品の宛先を子ども食堂にしてくださる人がいたりして、今では大きな地域のコミュニティになっています。

2018年には24時間テレビの番組内で家をリノベーションしてもらい、レトロモダンな素敵な内装に生まれ変わりました。その後2階も子供が喜ぶおもちゃや滑り台や絵本がたくさんのKIDSルームも番組で作っていただき、家の中でご主人のプライベートスペースは寝室1部屋のみになってしまったのだとか。あとはボランティアさんのおしゃべりスペースやら、子供部屋、ウッドデッキも楽しそうです。

子ども食堂がボランティアのためというのが新しい視点でしたが、私が地下組織に属している理由とあまり変わりないな・・・なんて思ったり。

要町あさやけ子ども食堂さんは閑静な住宅街の中にありますが、今日の議題にあった「商店街における子育て支援事業について」も、誰のためなのか?本当に商店街がいいのか?色々ブレストしていいものが作れたらいいですね。

今日は有益な会議だったからリアルで参加したかったなぁ。

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