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葬送のフリーレン お葬式について

こんにちは。
やっと晴れ間の見えたゴールドコーストの朝です。

早速ですが

フリーレンのタイトルについている葬送という言葉

普段は見ない言葉でした(私はね)
葬送の意味は
遺体を葬るために火葬場や墓所に送るということです

だそうです。

最初からヒンメルのお葬式の場面が出てくるので
そういう意味かな?と思ったら

魔族側からフリーレンがこう呼ばれてたってことで
意味が違ってました

とはいえ
フリーレンは
ヒンメルの存在がなくなり
それでも彼らと歩いた道をもう一度辿ることで

その場その場の記憶を探りながら
ヒンメル、ハイター、アイゼンの思いをもう一度考える旅を始めます

それは
人を知る旅だということ

実際
その人のことを考えるのは
いなくなってからのことが多かったりもします

私は母と兄を亡くしましたが

いなくなってからの方が
考えることが多いです

私たち家族は
あまり近くはなかったと思うんです

まあふつうの家庭だったとは言えると思いますが

私の中では

いや
私自身が

あまり家族というものを感じてなかったんでしょうね

看護師という仕事柄
人が亡くなるところはかなり見てきましたが

それでも
人がなくなるということを実感したのは
兄が亡くなった時でした

これは体験しないとわからないことだと思いました

それまでは
多くの人もそうだと思うのですが

周りにいる人が死ぬなんて思ってない

いなくなってから
もう会えないんだということを実感するんでしょうね

それが
フリーレンがヒンメルのお葬式で泣いた時だと思います

このシーンも含めて

お葬式って誰のためなんだろう?って思ったんですよね

日本は
亡くなったらお坊さんがお経を上げる儀式があって

亡くなった魂のためにお葬式をするイメージがありますが

残った人たちのためでもあると思うのです

それは死を意識することから
生きることを考えるようになると思います

命あるものには
必ず死がやってきます

ヒンメルのお葬式では
たくさんの人がヒンメルのために泣いていました

それは
ヒンメルが生きていた時に
たくさんの人を助けたからです

私の兄のお葬式にも
たくさんの人がやってきてくれました

その時に
兄がどれだけ仕事を頑張っていたか

どれだけの人に慕われていたか

普段知らなかった兄の姿をそこに見たんですよね

そう思ったら

好き勝手生きてる私は

自分のお葬式の時には

泣いてくれる人がいるのかな?

そんなことも思いましたけどね。笑

どれだけのことをこの世で成したのか

その証でもあるように思います

私の実家は田舎なので

法事でお坊さんが来てくれたりします。

その時にお坊さんが話をしてくれるんですよね

般若心経も
生きてる人の

残った人のためのメッセージだなと思うような話をしてくれます

実は
これが
お坊さんの大事な仕事の一つでもあるようにも思うんです

今ここにいるひとたちが
心安らかでいることを祈る
そうなれるように
話をしてくださる

そういうお坊さんが地元にいるのは
ありがたいことです

お葬式では
亡くなった人を弔う言葉をお経としてあげてくれますが

その中には
残った人へのメッセージもあるはずです

ただ
お経になってるので

意味がわからない 笑

なので後々お話してくださるのは

ありがたいですね

そもそも
お経は
生きていくための指南書なんではないかと思ってるので
前を向いて生きていくためにも

必要な話だと思うんです


一般的には

えてして

お葬式は
辛くて悲しくて

黒のイメージしかない

ところが

国によったら

飲んで騒ぐところもあるようです

亡くなった人が寂しくないようにとか

あちらの世界に行きやすいようにとか

色々あるんだと思いますが

私の出身は高知なので

お葬式が終わったら

飲んで食べて話をしてから帰るっていうのが普通です

親しい人たちが残って

その人の話をするのもありますが

全然関係ない話ももちろんするし

結構飲むから
笑って終わるっていうのがあるんですよね

そういう文化なのか

まあ飲みケーションが高いので

そうなるんでしょうけれど

そこで吐き出していってる感じはあります

それは

キネシオロジーでいうと

悲しいという感情を溜め込まないということにもつながります

感情は我慢すると

体に残ってしまいます

残ってしまった感情は

後からはなかなか解放しにくくなるんですよね

なので

その時に

悲しいという感情を解放するって大事

なので

私がおもうには

お葬式は
この世からいなくなったという現実を受け入れる儀式で

それは
送られる側も
送る側も

知るべきことなんだと思います

ただ
魂レベルでいうと

この世からいなくなることはなくて

その人の思いはずっと後世に残っていく

そのことで

世界は変わっていくし

変えられるんだということ

今の自分にできることをやることで

それは

繋がっていくんだよって

フリーレンの物語では

言ってくれてる気がします

だから

私はこの話が好きだし

40代以降世代の心に響くんだと思います

フリーレンの可愛い姿で好きになる子供たちもたくさんいると思いますし

子供たちにも見てもらいたい

その奥のメッセージは

きっと届くはずだからです

私には

宗教観や

死生観を見る話ですが

受け止め方はそれぞれでいいと思うし

楽しく見れるアニメでした

人の行動のその奥には

その人なりの思いがある

魔族が魔族なのは

それがないからでしょうね

人としてどう生きるのか?

そんな物語として

これからもフォローしていきたいと思いますし

まだまだ思うところは出てくると思うので

今後も

フリーレンについては書いていきたいと思います


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