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死んだ人は生き返らない(葬送のフリーレン的見方)

葬送のフリーレンの考察が多い私ですが

それだけ考えることが多いということですね

物語は、
勇者であるヒンメルが死んでからの話として物語が進むことから
この進め方ってすでに
なんか違いますよね

そして
過去に歩いた道のりをまた戻る

10年一緒に旅をした
過去を思い出すという感じがあるのですが

その中で
ヒンメルの言ったことや
ハイターの言葉
アイゼンの発言
いろんな過去の場面が出てきます
それと
今の魔族との戦いがあったり
今と過去が重なってくるシーンがありますね

所々で
フリーレンが思い出すことが
今と重なっていく

過去に聞いた言葉が
その時はピンと来なくても
後から
なるほどと思うこともあるとおもいます

言葉だけでなく
出来事も然り

ヒンメルとの会話を思い出すフリーレン

ネタバレだけど

ヒンメルはフリーレンに指輪を送ったシーンは

めっちゃめちゃキュンとしたな

ヒンメルから
指輪をもらった時のフリーレン

その時はなんとも思ってなかったけれど

指輪をもらったその時を思い出した時の顔
その瞬間を意識し直したような

そんなフリーレンの顔が
演出されてたとおもいます

四人が10年旅を続ける中で
お互いのことをわかってきて
そこには
信頼が生まれてたとおもいます

そういう出来事につながる話を持ってくるのが
また次を見たくなるというか

私もここまで生きてくると
大事な人をなくすことは起こってきます

私は身内でいえば、兄と母親が亡くなっています

そのことから
いろんなことを考えるようになりました

思い出すのが最初は辛かったりもしましたが
ああ
こんなこと言ったことがあったなとか
一緒に過ごした時間を思い出したりとか

だから
私の記憶の中には
この二人は
やっぱり生きてるんです

私たちは
生きてる中で
たくさんお人たちと関わります

その中でも
本当に信用できる人たちや
大事に思う人たちとの出会いがあります

その出会いは
必然で
自分を作り出すものであるとおもいます

ヒンメルは勇者であった

そのことを
フリーレンは思い出しながら
一緒に過ごした時間を思い出しながら

たった10年だけど
時間の長さではなく
そこで感じるものが
たくさんあった
内容の濃い時間を過ごしたんですよね
かけがえのない時間

その時はまだ感情がうまく感じられてなくて
わからなかった私の時間を
また巻き戻していき
その時間を取り戻そうとしてる

私も最近
若かった頃のことを思い出してますが 笑

よくお年寄りと言われる人たちが
若かった頃の話をするのがわかる年になっちゃいましたね

あの頃は

みたいな

よかった時間を思い出す

私は認知症の方のお世話をしますが

子供の頃に戻る人が多いんですよね
お母さんやお父さんの名前を呼ぶことも多い

子供の頃は
すごく幸せだったのかなって
そう思うんです

だから
認知症ってすごくなるのを嫌がられるんですけど

ある意味
その幸せな時間にいるとしたら

どうなんでしょうね?

フリーレンは
たくさんの魔法を使えるのに
亡くなった人が生き返るという魔法は出てきません

それは
人間の世界を変えてしまうことになるのかもしれません

この後の話では若干違うことも出てくるかもしれませんが

なので
人というのは
いつか寿命が来たら死んでしまう

ヒンメルも
ハイターも

アイゼンは人ではないけど
やはり衰えることはある

フリーレンだけが1000年生きてきてる

だから
命というものに
あまり関心もないかもしれないけれど

ヒンメルとハイターがいなくなったことで

人はいつかいなくなるということを踏まえて

その時に知るべきことをやるようになったのかなとおもいます

それは
フリーレンが
ザインを誘った時
「今の話をしている」

ヒンメルと顔が重なるような演出で
ザインにいうところが

後悔のないように
今を大事にしようと言っているように思えます


人は死んだら戻ってこない

その人と関わるその時を
大事にしよう

そう言ってるようにおもいました

私もつい
ぼーっとしながら生きてる時があって
目の前のことができないことが多いのですが

今を大事にしようって
いろんなところから
メッセージをもらってる気がします

それは
兄がいなくなったり
母親がいなくなったり

いなくなったら
話ができないんだという当たり前のことに
改めて驚いたり

だから
死んだ人は生き帰せない

今目の前にいる人を
この瞬間を大事に

後悔のないように
生きたいって
そうおもいながら

ここからも
葬送のフリーレンは
見ていきたいとおもいます





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