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スウェーデンに留学してよかったと心底思う、デザインの優れたキャンパスと学生寮

ストックホルムに移住してもうすぐ3週間。新たな場所での暮らしもだんだんと整ってきました。今回はこれから半年間を過ごすことになるキャンパスと学生寮を写真で紹介したいとおもいます!

キャンパス探検

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私の通っている大学はスウェーデン王立工科大学、通称KTHと呼ばれます。まず地理情報からいきますと、こちらのGoogle mapの通り、赤いピンが大学のある場所で、ストックホルム中心部の北の端に位置しています。これより北は森や湖になっていて、この地図には入りきりませんがさらに南北にはストックホルム郊外が広がっています。(c) Google

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大学名が「王立」とあるだけこちらの写真の通り、大学のロゴには輝く王冠のマークがあしらわれ、キャンパスはベルギーの大学に比べるとめっちゃくちゃ綺麗でおしゃれ...もう比べるのが可哀想なくらい笑。さすがデザイン重視の国! スウェーデンは王国で、日本の皇室とも良好関係にあるんだとか。

入り口

キャンパスの敷地はかなり広く、赤煉瓦で統一された建物を中心に、この石造りの道がキャンパスの目抜き通りになっています。自転車通勤・通学してくる人も多く、いたるところに自転車を止めるバーが設置されています。私が到着した頃にはまだ新入生歓迎のWelcome横断幕がかかっていました。

建物2

一番メインとなる大きな赤煉瓦の建物には、広く美しい中庭があり、アーケードで目抜き通りとつながっています。そして、中でも一番美しいと思う建物がこちら、図書館です。

図書館

古い赤煉瓦の建物を増築し、窓ガラスから光が差し込む、全面天井吹き抜けの贅沢な空間の使い方になっています。丸いデザインのテーブルが設置され、可愛らしくおしゃれな印象にまとまっています。

図書館2

感動したのは、この屋内に植えられた木。ちゃんと紅葉して実をつけ、生きています。平日は21時まで空いているので、夜間は良い感じにライトアップされ、高級感のある雰囲気に。

いざ学生寮のお部屋ツアー!

KTHが運営する学生寮は複数あり、キャンパスの敷地には2つの建物群:TeknikringenとMalvinas vägが存在します。学生寮には、入学が決まってからの最初の方の登録プロセスで申込むステップがあります。交換留学生は半年間の短期滞在で市場の賃貸住宅では物件が見つかりづらいため、優先的に入れるみたいです。特にEU圏外の学生が優先されます。私が入れたのはTeknikringenで、キャンパスの入り口から徒歩5分くらい敷地の奥まで歩いて行った、キャンパスと森の境目にある建物58Aです。

建物

こちらがその建物58A。一人部屋のStudioと、二人部屋、三人部屋の3パターンがある、築3年の新しい建物です。私があてがわれたのは、3階にある一人部屋のStudioです。写真でお部屋ツアーしちゃいます!

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玄関を内側から見るとこのような感じ。黄色のドアで明るい印象。服をかけるスペースが右手にあり、左手には洋服やスーツケースをいれる大収納ロッカーがあります。

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入居したての様子です。スタジオなので、部屋は一つです。備え付けの家具は、ランプ、シングルベッド、四人がけの机、二人がけの机、椅子が6つもあります。これだけの家具を置いても空間が半分以上余るので、12畳くらいあると思います。マットレスと枕と掛け布団も無料でもらえるのですが、カバーは自己調達です。

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H&M Homeでシーツを買って、フェアリーライトを飾ってやっと自分の空間らしくなってきました。実はこれまでに完全な一人暮らしをしたことがなくって、自分で全て選んで部屋づくりをできるのがとっても楽しいことに気づきました。

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真ん中の部屋なので窓が一つですが、とっても大きい窓で、南向きの3階の部屋なので、採光ばっちりです。景色は白樺の木。小鳥が木に寄ってくるのを部屋から眺めることができます。寒い国なので、断熱のしっかりした窓と窓枠、セントラルヒーティングの暖房があります。

キッチン

キッチンは一人暮らしにはもったいないくらい広々としていて、収納スペースがたくさん、冷蔵庫は4人家族サイズです。

オーブン

すごいのがこのオーブン。IHクッキングヒーターが4口ある上に、高性能な電気オーブンがいて、良い仕事をしてくれます。トースターを買わなくても一瞬で良い感じに焼き上げてくれ、クオリティオブライフ急上昇ポイントです。

お風呂

お風呂は日本人としては残念ながら、浴槽はなくシャワーのみです。寒い国ですがなんでお風呂入らないんだろうな...しかもトイレと隣り合わせで床がわーって濡れるタイプの作りです。改善点としてはお風呂です。

洗面台

洗面台は使い勝手の良いシンプルデザイン。収納スペースはたっぷりあります。以上でお部屋ツアー終了です! 

ストックホルムでの家探し

学生寮に入れるという通知がきてから、契約書にサインするまで1ヶ月ほど余裕があり、その間これが最良の選択なのかどうか分からず、いろいろとストックホルムの物件を調べました。それというのも、家賃はひと月あたり現地通貨で6800sek、日本円にすると8万円強、学生寮というにはやや家賃が高い印象だったのです。また、部屋の写真がインターネット上で見つからず、こういう情報があると決断しやすかったなと思い今回詳細にアップしました。

家探しをしたところ、やはり半年間だけ貸してくれる、なおかつ大学から通える近さで良い質の物件は、同じ予算内でストックホルムでは厳しかったようです。予算を下げたいのであれば、スタンダードを落としたシェア物件か、通学に1時間を要する郊外で探すかになってきます。現地人の学生は、郊外や隣の都市から通ってくる子が多く、家賃6800sekだよ、というと高い!と驚いていました。

授業でもよく触れられるのですが、ストックホルムは恒久的な住宅不足に陥っていて、手ごろな優良物件を見つけるのは至難の技のようです。学生寮の良いところはデポジットがないところ。通常の物件では、日本でいう敷金礼金的な、1〜2ヶ月分のデポジットをとるところをよく見かけました。

結果として、こんなにしっかりした学生寮に入れたことをとても幸運だったと思います。授業に行くのも徒歩3分ですし、オーブン料理ができるし、KTHの立地は森にも繁華街にも近く、エリアの治安も良く、いろいろなタイプの活動に便利です。寮に入っている他の留学生たちと交流する機会も自然にあるので、友達もできます! お互いを部屋に招待してFikaをしたり、夜ご飯を一緒に作ったり、映画を一緒に観たり、裏の森で飲み会があったりします。なので、とりあえず学生寮の応募プロセスに登録することをお勧めします。

それでは、また:)



私の発信が、何かの役に立てたら嬉しいな。「心の声に耳を傾け、自然体で生きていく。」よりナチュラルで自分らしい暮らしに興味のある方に、今後も日々発見したことを共有していきたいと思います!