消費経済をマクロに考えた日
昨日までは、COVID-19のせいで失業者が増えて、お店も閉まって、経済がボロボロと崩れていく様を見るようだ、と、身近なことに考えを寄せていた。
でも昨日参加したウェビナー(Webinar)から、もうちょっとマクロな、国の経済の組み立て(?)という方向からも考えをよせるようになった。なんでそんなことに思い及んだかというと、3人いるスピーカーの一人が、アメリカの経済は75%が消費経済のもとに成り立っています。とコメントしたから。75%というシェアは、ほかの国の経済の組み立てと比べても非常に大きいのだそうだ。
消費大国、ということは人々が物を買う、という行為が国のGDPを支える一番の動力となっていて、それを維持するためには常に消費を続けなければならない、という組み立てになる。それが今回のパンデミックのおかげで、消費力がガクンと落ちてしまい、そのために例えば普段ならアジアの工場に生産を発注している量もキャンセルが続いているのだという。買う人がいないし、個人レベルでの消費力も大幅に減ってしまって、経済が滞ってしまったために失業する人が増え、さらに経済が滞る、という悪循環にはまっているのが今の現状だと思う。つまり、消費経済の脆さ、というのが次から次に明るみに出ている状況が今、なのではないかと思うのです。
じゃあ、なんでそんなに消費に重点を置いた経済なんだろうか、と考えた。物を買い続けなければならない経済、という状態。そこで思い出したのが、少し前に読み終わった本、戦後世界経済史。第二次世界大戦後、アメリカドルが世界の基軸通貨となり、その結果、アメリカドルを世界に十分供給させておく必要があり、そのためにはアメリカが他国から輸入をするという形でドルを供給するにあたった、という点(ドル供給にはほかにもあります、投資とか。私が稚拙な説明するより、ぜひこの本読んでみてください)。物を輸入するためには国内に需要がないとお話にならないわけで、その需要を作り出すために消費があおられた、という筋書きが、短絡過ぎ?とも思うけど浮かんできた。
個人の話をすれば、私は消費大好き人間だ。 今あるストレスの大方は、お買い物に行けないストレスなんじゃないかしら、と思う。 お買い物って、普通にスーパーに行く買い物から、本屋やアートサプライのお店をぶらぶらしたり、レストランや飲み屋に行くもの含めて。ついでに言うと、そうかっ 私の消費大好き性は、アメリカのマーケティングにまんまとやられた洗脳なのでは?! と都合のいい逃げ道を用意してみたり。
話を戻して。。。 そこで、ではアメリカ経済の組み立て、残りの25%はなんで成り立っているのか? そしてほかの国の経済はどういう割り当てになっているのか? GDP を保ちつつ、消費でないほかの分野(?)を伸ばすことってできるの? 質問しとけばよかった。 一日経っても考えあぐねているので、例のコメントをしたスピーカーにメールをしてみた。 返事が来たらNoteに書こう。
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