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さいたま市ストップいじめ!子どもサミットに参加してきた

中学校でPTA副会長をしています。
昨日、「さいたま市ストップいじめ!子どもサミット」に参加してきました。


ストップいじめ!子どもサミットとは

正直、行くまで何をするのかよくわかっていなかったんだけど、
さいたま市の各小中学校の代表生徒がグループに分かれて「ストップいじめ!」に関して議論したり、各学校で生徒主体で取り組んでいることを発表するという内容でした。

様子はこちら↓
実は途中でちょっと映ってます笑


子どもにできるいじめ対策

子どもの視点で出来ることについて、
子どもたちが考え主体的に実行していることは素晴らしいこと。

ただ、挨拶運動、ありがとうの木など学校内での雰囲気づくりや
意識づけの内容が多かった印象で、
それも大事だけどこれでいじめを無くすことは難しいだろう、
そういうことではないのでは?と最初は思った。
でも子どもにできることはそこまでだろうとも感じた。
いじめ対策はいろいろ慎重になるところがある。子どもに判断は難しいだろう。
だから、子どもの作った雰囲気に学校、保護者など大人がどう関わるかが最重要。

ストップいじめ!おとなサミットの開催を

いじめを子どもに考えさせ、その発表を素晴らしいねで終わってしまってはいじめは減らないし子どもサミットの意味がない。
世間や保護者へ「いじめ指導してますよ」という単なるアピールでしかない会になってしまう。
だって、子どもがいじめられてたとして、先生や親の対応がおかしかったら何の意味もないもん。

各学校のいじめ対策のサミットを是非開催していただき、保護者と協力した対応を協議したい。

私は、いじめられる子が教室にいられ、いじめる子が教室に入れない(自分の身に不都合があって気づくことがある)など、いじめの対応は変わっていく必要があると思う。超緊急で。
なぜ、教室の雰囲気を悪くしたり人を傷つけたりする子が教室にいられて、傷つけられた子が教室という居場所の選択肢を失わないといけないのか。
と常々思っている。
ミステリという勿れでもありましたよね。
海外ではいじめた子が正常じゃないからカウンセラーをつけるって話。
それなんです。
なんならいじめた子の親もカウンセリングしてほしい。

ストップいじめ!とはなんなのか

子ども達の発表を聞いてストップいじめ!は未然に防ぐという目的という意見が多かった。
そんな中で、1人の中学生は「学校にいじめがなくなった先の楽しい学校の様子まで考えることだと思う」と発表していた。
大きく頷いた。

未然に防ぐを目的にしてしまうと防げているのかという達成度が見えにくい。いじめは隠れて行われることが多いから総数は出せないだろう。
でもなんとなく教室の雰囲気が嫌だな、とか登下校で暴言・暴力受けてる子がいるな、とかは感じているはず。

いじめがなくなった先の教室はどんな雰囲気だろうか、みんなの表情は、声は、動きは、足取りはどう変わるだろうか、と具体的に想像しそんな学校にするって決意をすると、子ども達の言動が変わっていくはず。
(脳は希望を叶えようと動き出すので)

これからの子ども達が笑顔で学校に行けるよう、
関わる大人ひとりひとりが自分ごととして捉え、考え、協力していこう。

おまけ

教育委員会の偉い方が開会と閉会あたりで2回お話しをされていたんだけど、横文字多様なのが気になった。
「エージェンシーが必要です」「エージェンシーで」「エージェンシー」・・・
他にもいくつか気になる言葉はあったけど忘れました
それ、小学生にわかるかい?今の子はわかるの?
小学生を含む参加者全員にわかる言葉で話してほしいなと。
ただそれだけ。

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