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【アラフォーマラソン体験記】棚ぼたでメダルを貰った日

これは30代半ばにダイエット目的で筋トレを始め、自分の体力を確認する為にジョギングをしてみたら走る楽しさに目覚め、マラソン歴8年を迎えた私の体験記です。(2024年時点)

2024年のお正月、大好物のおせち(特に伊達巻)を思う存分に食べた私は急激に体重が増えてしまいました。2023年後半は忙しかったり、あまり体調の良くない日も多かったので3か月くらいジョギングをしていなくて大会にも当分出ないつもりでいたのですが「このままではいけない!」と慌てて外へ走りに行きました。3kmほど走ったあたりで計測アプリを確認すると、何かの間違いとしか思えないほど酷く遅いスピードが記録されていて、ショックを受けるどころか「私がそんなに遅いわけないじゃん!」とよくわからない怒りが湧いて来て、1kmを全力で走りました。すると、大会に出ていた1年前とほぼ同じスピードが出せたのです。「これなら今年も大会に出られる!」と、やる気スイッチが入ってしまい、人生初のクロスカントリー(以下、クロカン)にエントリーしました。マラソン大会には10回ほど出場していますがクロカンがどんな競技なのかを知らず、マラソンとは全く別物で自分には関係の無いものだと思い込んでいました。不整地など起伏の多い場所を走るレースだと知ったのは去年で、いつか出たいと思っていました。

急に出場を決めたので、今回は知らない土地を楽しく完走出来れば十分だと考えていたものの、出場者リストを見ると同年代の女性が少なくてまさかの5名だったのです。その瞬間に「ちょっと頑張れば3位以内に入れるかも!」なんて気合が入ってしまい、ついついスタートから飛ばしてしまいました。

坂道だらけのコースは想像以上にキツく、一人で練習で走っていたら最初の1周(2.5km)で止めていたと思います。急な短い坂を登るのは好きなのに、長い坂道は本当に苦手なんだと実感しました。「キツイ、キツイ」と苦笑いを浮かべながらも最後まで楽しめたのは大会だからこそで、あまり余裕の無い私に応援の声を掛けてくれたスタッフの方たちに本当に感謝しています。集団からもすっかり離れてしまって、最後の1周を終える頃には近くには他のランナーもいませんでした。相当遅れているのだろうと思いながら腕時計を見ると、普段の練習の時よりも速いと気付いて希望が見えて来て、ゴールではマイクで進行をするスタッフの方や先にゴールしていたランナーの方たちに笑顔で迎えて頂いて、明るい気持ちで完走の瞬間を迎えられました。そして、完走証を受け取りに行くと「おめでとうございます!」と言われ

3位に入っていて驚きました。この瞬間、私にとっては参加者が少ない事なんてどうでもよくて、普段の練習よりもハードなコースを完走出来た喜びと、1時間10分近く掛かってしまうと予想していたタイムが1時間2分という意外な結果が嬉しかったのです。苦しんだり、努力をしたというわけでもなく気楽に参加したつもりが意外にハードで、でも楽しくて、いつか欲しいと言い続けていたメダルを棚ぼたで貰ってしまうという充実した1日でした。

参加した大会は2024年2月11日に千葉市の昭和の森で開催された「千葉クロカンGP」です。のんびりと書く内容を考えていたら、大会が終わってから1か月を過ぎてしまいました。次の大会参加は3月末、花粉の心配な時期ではありますが桜を見ながら走りたいので、万全の対策をして頑張ります!!

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