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【アラフォーマラソン体験記】マラソンのここが好き

これは30代半ばにダイエット目的で筋トレを始め、自分の体力を確認する為にジョギングをしてみたら走る楽しさに目覚め、マラソン歴8年を迎えた私の体験記です。(2024年時点)

走るだけで応援してもらえる

私にとって、マラソンの一番の楽しみは大会当日です。マラソンには順位も時間制限もありますが、体育の授業や部活のように遅くても責められる心配も無く、スタッフや初めて会う人までが走っているだけで「頑張って!」と明るく声を掛けてくれます。応援して貰える喜びは私の中で年々大きくなっています。沿道で私を見ている人は私の学歴も職歴もプライベートも知りません。大きな失敗をした時や悩みを抱えている時でも走りさえすれば誰かが応援してくれるのは本当に嬉しくて、心の支えになっています。

何が起こるかわからない

昨年、最初に出たレースでは入賞を狙って5kmの部にエントリーしました。その会場での参加が初めてだった為、気付けばいつの間にか前列がどんどん埋まってしまい、真ん中あたりからのスタートになりました。それでも近くにいる人は皆、マラソン慣れしている様子で「久しぶり!」「○○以来だね」「今日はイマイチなんだよね」「〇〇さんなら大丈夫だよ!」などと、いかにも常連さん同士の会話をしていたので、号砲が鳴ったらすごいスピードで走るのだろうなと構えていたのです。ところが、思ったよりも走りに勢いが無く「どーいーてぇぇぇぇ!!!私急いでるのーーー!!」と心の中で叫びを上げながら慎重に人の隙間を走り抜け、なんとか6位になりました。小規模な大会だからこそ入賞出来たのだと思いますが、それでも私にとっては初入賞の良い思い出になりました。

その4か月後に出たハーフマラソンは完走を目標に、無理なく制限時間内に走るのだけを意識していました。だからスタート位置も後ろの方を選んだはずが、待機している間に人が増えて来て私の後ろに並び、気付けばまた真ん中あたりになってしまいました。そして、スタート前のカウントダウンが始まり、皆で声を出して和やかにカウントする様子に私はすっかりリラックスしていたのですが、号砲がなるとものすごいスピードで皆が駆け抜けて行ったのです。「こんなスピードに合わせたら最後まで持たない!!」そう思ったものの、ゆっくり走ると確実に邪魔になってしまうので仕方なく周囲に合わせた結果、最初の3kmで疲れてしまい、スピードは落ち続け見事に最下位でゴールしました。18kmからが本当に辛く、完走出来ないのではないかと不安になったのですが、この時も「頑張って!」の声に支えてもらいました。

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