今頃のコロナ疲れ

私はもともと流行に乗るのがきらいです。いい方をかえると世間の風に乗るのが苦手、ということでもあります。今頃、コロナ疲れを感じるようになりました。今頃、です。

今週から、フィンランドは制限が軽くなります。夏にむけてテラス席も準備完了。信じられない光景です。正直2週間後がちょっと怖い気がしないでもないのですが。希望するとワクチンも受けられるらしいです。

今いる学校での一年生は2019年の秋から開始。2020年の3月から、あっちこっちぱぱぱっと閉まっていきました。飛行機も3月以降しばらく、ヨーロッパ内へも飛びませんでした。そのうち飛び始めほっとしたのもつかの間、再度減便。今はさらにヨーロッパ内での移動でも、飛行機旅行にはコロナ陰性証明が必要です。これは費用が余分にかかる!・・・←このせいでうんざりしているのかもしれない。飛行機便が限られているとなると、空港に一泊する必要も出てきてしまいます。

学校は全面的にオンライン。その後、部分的に元に戻ったり、また会合禁止でオンラインになったり。3月には緩くなってきて、オンラインと思いこんでいたら「えっ、教室だったの、今日?」ということもありました。ああ、友達に直接会える貴重な機会を逃しました。

オンライン解除のあとも、そのままオンラインを続けている先生もいらっしゃいます。声はよく聞こえるし、パワポの資料は事前にプリントアウトできる。飲食しててもいい。これは・・・オンラインの方がいいです!先生、正解!お互い移動の時間の無駄が省けるような気がして、私もウエルカム。これからもこれが受け入れられるといいなあと真面目に思っています。

その一方で、ふと気が付けば、どこか納得してなくて落ち込んでいるところもある私。一段落つけてフィンランドに来たのですから、学生生活を充実させればいいのではないのか…と思うけれど。一学年分すら、普通の時間を送っていません。校舎なんてずっと工事中で!言葉「以上の何か」を習慣にせず、これまで来ています。友達とはオンラインで何となく顔見知りになって、何となく気安く交流はあります。みんなラインみたいなもので、言葉も軽やかにおしゃべりしまくっているのです。数が多すぎてついていけない私ですが、なんか、みんなかわいいなと思って・・・

2年生には実習もあります。同じ専攻の先輩とも出会えます。オンラインで。でもそれでも、なんだかいいんじゃない?と言う感じです。専攻のせいか、大人も多いこの学校、オンラインの彼方から子供の声が聞こえてきたり、本人ご登場、ということも普通です。

じゃあ私は何を落ち込んでいるのだろう?ひとつはフィンランドへ来る前は、まめにツアーに引っ付いて旅行していたのに、フィンランドへ来たら、そのツアーが中止で、旅行しなくなったこと。次に、フランスで定期的に仕事をするつもりでいたのに、とても気楽に行ける状態ではない。その計画を覆された、ひざかっくんというか?

おぼろげながらにも計画していたんだなあ、私。と改めて思いました。

飛行機に乗るのは検査が必要で費用が必要。フランスにもフィンランドにも2週間自主隔離というものはないものの・・・昨年は知人の葬式で、予定外で飛びました。そういうことがあると、いざとなったら飛べるんだよ、と言う風に、思うことはあります。でも陰性証明が不要だったころの話です。

実は計画好きだったのか、あるいは、イベントに沿って自分で締め切りを作る癖があったのかもしれません。うーん・・・他からの強制的なものがないと、だらだらするということか・・・

個人的には「コロナの前のように」はないと思っています。だからこそ自分でなんとか道を作るしかないと思うのですが、そのエネルギーがなあ・・・昔はぎりぎりの瞬発力みたいなものがあってなんとかなりましたが、もう枯渇してる。最近疲れてるし。

それならそれが基本のラインでいいのかな。瞬発力はもう無理不要、じゃあこの状態が普通と思って行えばいい、そういうことなのかな。そんなわけで若いころにきいた無理というのを無視することにします。それをだめ!と思っていると、しんどいの。

(^^♪ 

楽に生きたいのです。


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