経験が私を築くー言い回し、言い方を変えてみたらー
言葉の紡ぎ方について、コメントを頂くことが何度かありました。
今でも誤解されたり、そういう意味で言ったのではないのにと曲げて捉えられてしまうことは度々あります。
そんな私も、言い方や言い回し、表現の仕方を工夫するようになったのは、生きていく術でした。
以前は、ストレートにそのまま伝えていました。それがわかりやすいと思っていたからです。
例えば、前に何度も言ったことを何度も何度も忘れられた時には「前にも言ったよ」
間違っている時には「間違っているよ」
しかしストレートに言うと、痛いツボを押してしまった時のように、返ってくるのは怒りなのです。
「そう言われるのが一番嫌!」
→前にも何回も言ったことから、前にも言ったって言ったんだよ。
「間違ってないよ!」
→間違っているから、間違っているって言ったんだよ。
何度も同じことを聞いてきたり、間違った書類を書いてきた人に逆に何でこっちが怒られんだよと思いました。しかし、そんなこと言っても人は変わらないので、相手が怒らずに耳を傾けやすい言い方に変えることにしたのです。
「この時はこうするんじゃなかったっけ⁉︎」相手の記憶を呼び覚ましやすい言い方に変えました。
すると、向こうからああそうだったと思い出すようになりました。
「ここはこれでよかったっけ⁉︎」と間違ってると言わないで、合ってるか間違ってるかの選択肢を持たせることで、相手から「確認する」という言葉が出てくるようになりました。
心の中では、聞いたことは忘れないようにメモに書いて貼っておきなよと思ったり。間違ってなかったら、指摘しないよ、確認しなくても間違ってるんだよと思ったり。
たくさんの人の中で生きていく時に、コミュニケーションは必要不可欠。そんな時に、できるだけスムーズに円満に進めるために、私を助けてくれたのは言い回しだったのです。
テレビドラマや漫画の主人公は、ズバッと言って、見ている人の心をスカッとさせてくれるけれど。私の生きる世界は、そうとは限りません。
今でもこうした方がいいよとは言いません。あくまで提案、相手の意思を尊重します。本当にダメな時、よっぽどの時はストップしますが。
質問をする時も、ただ漠然とどうしたらいいですかではなくて。二択にします。
Aがいいですか、Bがいいですかなど。
するとどちらかを選んだり、そこからヒントが出てCの案が浮かんだりします。
仕事やプライベートでも、人間関係がうまくいかないなって時は、よろしければ自分の言い回しや言い方を少し変化をしてみてもいいかもしれません。
私も試行錯誤しています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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