見出し画像

案内されるタイプ


とある旅行先での出来事

和風の温泉宿のフロントで
チェックインしたら
男性スタッフの方が
こちらの荷物を預かって
部屋まで案内してくれるタイプの宿だった

苦手なのよっ!このパターン!


こちとら自由気ままのひとり旅で
なんでも自分でやり尽くして
満喫 満足 御満悦
部屋でのんびりしようと
気が緩みかけていたところに
ココロの中に突如
ちょっとした暴風雨

なんだそれくらい
サービスなんだから
気軽に受けておけよ
一瞬で終わるだろ


という人もいるだろうが
秋川はなぜか苦手

生まれながらのセレブでもないし
誰かに荷物を持ってもらうのも
慣れていない

相手は仕事なのだから
特別なことでも何でもない
でも急に断るのも相手に失礼?
などと考えている間に
サッと荷物が相手側に渡ってしまう

自分で持ちます
部屋分かります
自分で行けます
ありがとうございます
失礼します

などという言葉がすんなり出てこない

買い物した商品を
出口まで運んでくれて
ドアを開けてもらって
お見送りされるパターンも苦手

商業的に編み出された
サービスの一環なんだろうけど
自分の持ち物を誰かに預ける
触られるという行為が
苦手なのかもしれない

相手を信用できていないのか
人見知りしているのか
単に貧乏性というか
サービス慣れしてないためか
自分でもよく分からない

お客なんだから
それくらいしてもらって当然だ
とも思えない


自分にはそれくらい
やってもらえる価値がある
と思えていないのかも?
どこか申し訳なくて
堂々としていられない…

そんなこと
そこまで深く考える必要がない
平気の域まで達してみたい!
そんな今日このごろの秋川でした

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?