樹亜希
日記のようなつぶやきを まとめてみました。
掌小説を纏めています。
七月三十日に発売となった記念すべき、樹 亜希としての初の書籍化作品 幻冬舎MCよりAmazonなど47コンテンツ・電子書籍からの発売を始めた訳ですが、この表題作品はサスペンス仕立てのように見せかけてその実は、SFのようで純文学寄りの仕上がりになっています。 二作目は純愛路線で始まるが、男女の出会いからいかに人生を生きるかを問う京都の四季を追いながら流れる人生のドラマ。 三作品目はいやミスの王道を行く作品で、どこにでもあるフラワーショップを軸に女達の悲哀を描いたも
手のひらで蒼いだるまは口を結んでいる。 少しユーモラスな表情の素焼きの人形を吉沢杏奈は何度か、叩きつけて怖そうかと考えた。地面に叩きつける、もしくは川に流してしまうとか。そのあと、そのあとのことは安易に想像がつく。思い切り泣いてしまうことで、終わりが来るならそれでいい。だが、おそらく酷く後悔するだろう。 松川だるまは普通のだるまのように赤ばかりではない。空に抜けるような色を纏っていた。仙台の名産品として昔はお土産として有名だった。 一心不乱にその白いだるまに筆を走ら
大晦日の夜にして紅白を見ることもなく、早々と眠くなりまるで子供のような時間に布団をかぶる。案外、入眠が早くてその分夜中に何度か目が覚める。しかし、今年はおかしな気候だった。来年はどうだろう? 日が昇る時間は七時過ぎのはず、目が覚めてカーテンの隙間から外を見ると空はしらじらとしているが、雲が多く垂れ込めている。 私は毎年太陽に向かい、新年には手を合わせる。 この世に生を受けて、この時間、こうして息をしていることに感謝。 今、この瞬間が平和であることに感謝する。 リビ
今年6月に出版した「哀傷」という書籍を出版して販売冊数も好評につき、色々とコメントや感想を頂いてとても嬉しく思っていました。 この12月になり、きらめきぷらす WEB MAGAZINE の編集長・細田様より寄稿のお声かけを頂いて、恐れ多くもお誘いをその場で受けてしまい増した。 少しぐらいは考えてみたらどうか、普段の私ならば、お時間くださいなどと、かっこつけた言葉でもって、返事の引き延ばしをしてみるのが普通です。 おそらくだが、長いお付き合いの筆友さんにDM をするか、
#お金について考える 元々、お金に縁のない人生だった。 もう人生が終わったようなことになっているが、ほぼ終わりに 近い最近の自分は恐ろしくネガティヴな毎日である。 投資信託というものをしたことがあり、僅かな金額ではあるが、 信用金庫の職員に勧められるまま、幾ばくかの金額を今もそこに 置いているが、毎月月間報告をするという約束も二ヶ月、滞る。 いい加減七日、忙しいのか。 10万円を5つの投資先に置いているものの、一度だけプラスになったことが あり、慌てて銀行へ駆け込んで
京都出身の作者のために、京都アバンティ・ブックセンター様にて 積まれている自分の作品を見つけると、とても切ない気持ちになる。 今年6月の発売ですが、あと3年で書店から姿を消す。 そのあとはどうなるのか、ここでは述べませんが、今しかこうして 見ることはできないのである。 幸い電子書籍はずっとAmazonなどに残るので、購読して 頂くことはできるのだが、なぜ、ここまでして書いているのか さいきん分からないなと思うことが多い。 しかし、書くしかないのだ。 いつまで創作ができるの
ご無沙汰しています。 前の道路の騒音がひどくて、仕事場の部屋探しと引っ越しで バタバタしていた夏の間に、書店さまでの再販と電子書籍での発売開始。 これらの告知が全くできていませんでした。 前作は電子書籍だけでしたが、今回は紙媒体の本をお手元にお届け できます。 地元の京都では、京都駅アバンティ・ブックセンター様にて 石原慎太郎先生のお隣に積んでいただいていると、読者さまから 聞いております。 (自分で見に行けていない) どうぞ、京都駅に行かれた折には、是
二ヶ月経過 今年のこの暑さはどうでしょうか。 皆様もうんざりしておられるように、私もうんざりして 部屋から出るのも一苦労です。 愛車(原付バイク)に乗る勇気がなくて、近くへ行くにも どうする? GO しています。 京都は100円別にシステム料金が加算されてしまいます。 しかし、もしも外で倒れてしまったら色々な方にご迷惑を かけてしまうので、35度を超える時間帯はできるだけ外出を 控えて、午前9時までにいける場所ならば、早い時間に出かける。 買い物など、自分
樹亜希の第二弾の企み。 今度は書籍として販売開始いたしました。 今回は一つの作品をぎゅっと閉じ込めましたので読みやすい! めでたい。 それまでしんどいことばかりで、体調も崩しっぱなしでした。 そんな中、編集の青山さんが何度もキレそうになりながらも、 この6月1日に発売できるようにと、気をつかいながらも、鋭い 突っ込みとまどろっこしい表現のお直しの応酬。 今も実は腰から来る脚のしびれの中で、知り合いの方に見本誌を お配りしたり、行きつけの美容院さま、おいしいケー
お久しぶりです。 また体調を崩してしまい(今回は三者行為)耳鼻科祭りの後に 脳神経外科にたどりついて、ようやく診断名がつきました。 長くて本当に辛い日々を昨年10月からおくりました。 今も、ユーミンのメトロポリスの片隅でを聴きながら、懐かしさと 若かった自分ならどうしてこの難局を切り抜けただろうかと、回想して いました。 私は夢見るシングル・ガールだった時代。 今は背負いきれないほどの数々のしがらみや横やりを受けて 老いていく、肉体との戦いをくぐり抜けて生きている。 そ
いつも応援してくださる皆様、拙い文章を読んでくださる方々に お礼を申し上げます。昨年中もありがとうございました。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 訳がありまして、私は昨年9月末より、ワンルームマンションと自宅を 行き来する生活に追い込まれてしまい、体調を崩して今年6月に書籍出版のお仕事のスケジュールにも影響が出ています。 理由は隣家の独居老人の出すテレビやエアコンの室外機からでる、振動音による体調不良です。12月には急遽隣家との間の外壁だけを防音壁に改装しま
すみません。 あまりにもダイレクトすぎて申し訳ありません。 まだ、ご存命であれば何歳におなりでしょうか、私が高校2年生の担任の 先生は、私の大恩人です。 船越先生は物理の教師でお茶の水博士のようなヘアスタイルで、本当に 白衣を着ておられました。 お顔はドイツ人のハーフかなと当時勝手に思っていました。 鷲鼻で背が高くて、掘りの深いお顔立ちでした。 私はこうしてこの年で本を読んだり、アニメを見たり、映画やドラマに 涙しています。 本来なら、物理で赤点をとり落第して、高校中退するは
だ、か、ら。 で、なんだって、言うんだ。 まあ、最後はいつもこんな感じ。 裕也は顔はとてもきれい、だけど性格は最悪。 でも、このおとこ、危険なだけに話すもんかと 私は掴んで離さない。 でも、きっと他に女はいつもいると思う。 今度いつ、会える? うーん。それは会うときに決めるから今は そんなのわからない。 そうか、約束なんか、ここでしない。 スマホという便利な道具がこの世界にはあるもんね。 しかし、これ便利なものだな。もう少し軽いと良いのだがと
ご無沙汰しておりました。 忙しくて、やる気がなくて、それでも無理に動いて 禍々しい過去との決別をするには時間がかかるものです。 断捨離とはいかに、残酷で、そして自分が動ける間にしか できないことだと思えるのです。 突然、目の前で惨劇を見たとき、ああ、こんな簡単に人が 黒い邪悪な気持ちで、ぽっかり空いた空白の中から静かに入り込んでしまえることを、知っていたけれども、テレビの画面を見て、あのとき、津波が襲いかかり、テレビの画面を見て泣いてしまった時と同じ性質の涙が流れま
中学時代に熱狂したもののなかに、YMOのページが私にはある。 今も忘れ得ぬ初恋の君(ダー)とベッドのほの明るいライトの下で読んだ文庫本の数々。いつも、あうんの呼吸で佇む愛猫。バイトをして買うのはウサギの餌と、国語辞典や英和辞典などそしてYMO の新譜のレコードなのでいくら働いてもお金は足りなかった。 そして友人の古川さんという、地味で穏やかな彼女から大阪城ホールであるコンサートに行かないかと言う誘い。大阪なんて行き方も知らない私にそんな大きな箱であるライブに行けるとは。
男友達だと勝手に思っていたひとに、彼女ができました。 素直に喜んでいるふりをしていることに少し疲れたので、距離を置きたいと思っています。 皆さんはこういうときにどうされますか。 遠く離れているので顔も知らないし、本名も知らない。けれど、二年間ほど親しくしていたのはこのボードの上だけ。一ヶ月に一度ほど電話で話をしていたけれど、もうその電話もできない。 彼は交友関係が広くて、女性の友人も数名いたらしくその中の一人が告白をしたと私に言いました。マンションで一緒に住むかもと