好きな人ができました
ご無沙汰しておりました。
忙しくて、やる気がなくて、それでも無理に動いて
禍々しい過去との決別をするには時間がかかるものです。
断捨離とはいかに、残酷で、そして自分が動ける間にしか
できないことだと思えるのです。
突然、目の前で惨劇を見たとき、ああ、こんな簡単に人が
黒い邪悪な気持ちで、ぽっかり空いた空白の中から静かに入り込んでしまえることを、知っていたけれども、テレビの画面を見て、あのとき、津波が襲いかかり、テレビの画面を見て泣いてしまった時と同じ性質の涙が流れました。
どうして? 何で?
こんなに無力なのだろうと思い出すと、心が壊れてしまうので、もうそれ以上その画面が出ると消してしまうという毎日から、自分の眼病と向かい合いながら、そこかしこに押し込んだ、過去の遺産(ありがたくなくて、ゴミと呼ばれるタイプのもの)を、せっせと市の指定袋に入れる日々があり、原稿を書くこともあまりできないでいた。それを辛いと思うことはなかった。
困りましたね、みたいなかんじでした。
でも最近好きな人ができました。
このサイトでも賛否はあると思いますが、エアー彼氏第二弾です。
Amazonプライムや、WOWOWだけでは飽き足らず、新しいコンテンツで出会った彼は私に新しい愛を呼び覚ましてくれました。
第二次韓ドラブームの到来です。
彼はトッケビという韓国で、いや、世界で人気のあるドラマの主演男優さんです。
もう、すでに彼のインスタもフォローしてすっかり、虜になりました。
相変わらず若い人が好きになるのは悪い癖。
でも、明るく笑う顔から、苦悶の表情へと変化する彼の躯体に、目が離せません。
しなやかに鍛え上げられた肉体は、きっと誰かのものだと分かっていても
好きにならずにはいられない。
この目が見える以上彼を追いかけていけるか、不安ですが、誕生日をこえて
また新しい歳に、コロナがあと何年、もしかしたら、ずっとなのかも、それでもいつか、韓国に行きたい。
彼がこの地にいると、撮影名所巡りをするという、生きる目的を見つけた樹は、今日も中山七里先生の淑女シリーズを読みながら、新作の短編サスペンスを締め切りが迫っている、コンテストまでに書き上げるという苦難に、立ち向かうのであります。
スマホの待ち受けはジョルノから彼に変えちゃいました。
生きる力、それはいつの年代も男、樹は懲りないなと笑い飛ばして妄想の世界へとまた、彷徨い、苦しんで落選しながらもキーボードを叩くのであります。
しばらく短編は書けませんが、よろしくお付き合いくださいませね。
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