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Photo Story|昏芒-くれすすき-/Kuresusuki

Pentax KF f5.6 1/80s 125㎜ Sizuoka Simada
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「昏芒-くれすすき-」

夕焼けの空。

穂を出して
柔らかな風でなび
影となったススキたち。

まさに秋の風物詩。


Photo Story

またしても夕暮れ時の空を見ようと
大井川の河川敷に赴いていた。

今回は僕一人で、
空気の入っていない自転車を
必死に漕いである目的地へと急いでいた。

大井川に架かる橋はいくつかあるが
その中でも島田と牧之原台地を結ぶ
島田大橋が今回の目的地。

世界最長の木造橋として
ギネスに掲載された蓬莱橋を眺めるのにうってつけで、
この時期なら夕日が橋の真ん中に落ちるかなと思い、
いわゆる写活タイム。

しかし、空気の入っていない自転車は
歩いている方が断然マシのレベルできつい。

刻一刻と日が傾く中で
ある意味全力で自転車をこぐ。

しかし、
その全力で軽く酸欠のようになってしまい、
目的地に着いた矢先に
強い吐き気と共に座り込んでしまった。

案の定、
夕日なんて見ている暇もなく
目的地の橋の真ん中で座り込む。。。

・・・

少し休んでから帰ることに。

自転車は漕げる状態でないので
ゆっくりと押しながら歩き始める。

ゆっくり歩いているからか
視野が少し広くなっていて、
河川敷にはいろいろな植物が生えていることに気がついた。

この時期の植物としては、
セイダカアワダチソウ
ノゲイトウ
ヨモギ
そしてススキ。

特に夕暮れ時とススキの相性は抜群。

ススキを見て
ノスタルジックを味わいながら、
あの手この手で写真を撮り始める。

今回の写真はその中の一枚。

この後、
右足のふぐらはぎが攣|《つ》ることになり
思わず草むらの中に座り込むのだが、
そのときに目に入ってきたのはススキだった。

とても柔らかな表情で
ゆさゆさと風に揺れていて
その瞬間痛みはすーっと消えていた。

なんとも不思議な瞬間だった。。。


ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!

2023年10月19日


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