Photo Story｜微風-そよかぜ-/Soyokaze
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「微風-そよかぜ-」
山道の途中にある
お寺の石段を降りていく。
背中からすーっと微風が吹き、
山歩きに疲れた体を癒すかのよう。
すると、
石段の脇に生えていた紅葉の枝葉が
ゆさゆさとゆらゆらと揺れる。
紅葉の赤く染まった葉の隙間から
木漏れ日がこちらをチラチラと覗きながら
優しい温もりが体を包む。
そこにある全てのものが
優しく語りかけてくれているような気がして
心からありがとうが溢れる瞬間だった。
Photo Story
季節は冬ど真ん中。
冬至が過ぎ、
少しずつ太陽が大地を照らす時間が増えていく。
まだ寒い日もあるけれど
それでもどこか春が近づいているような
そんな陽気な日も増えてきた。
家の近くにある小さな山の麓のお寺さんには
紅葉の木が植えられており、
この時期になっても、
まだ赤々とした紅葉を見せてくれる。
むしろ秋が深まった頃でも青紅葉だったので
ちょうど今が見頃なのかもしれない。
・・・
この山に登った帰り道のこと。
すでに時刻はお昼を過ぎており
それなりにいい運動になったなぁと思いながら
少しばかし駆け足で降りていた。
お寺さんを通り、
石段を降りていったところに生えていた紅葉が
風に吹かれれわさわさゆらゆらと揺れている。
少し傾いた日が
風に靡く紅葉の葉の隙間からチラチラちらちらと
光を覗かしている。
あ、なんか綺麗。
そう思った時にはすでにカメラをセットしていて、
撮影する準備を始めていた。
微風からちょっと強い風が吹いている。
正直いってカメラを向けても
照準がほぼ全く合わないので、
あとはもう運任せ。
とりあえずAFモードで適当にピント合わせて
何度も何度もシャッターを下ろす。
まぁどれも結局ブレブレのボケボケだったのだが・・・。
たまにはこういうのもいいかなぁと思って。
カメラの楽しみ方は無限大なのかもしれない。
ご覧いただきありがとうございました！
どうぞ倖せが繋がりますように。
2024年1月7日
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