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Photo Story

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美しいと思った瞬間を瞬間をカメラでキリトリ、毎日ちょっとした小話と共に投稿しています。お暇な時にでもゆっくりご覧ください。
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#みんなでつくる秋アルバム

Photo Story|紅榮-あかばえ-/Akabae

「紅榮-あかばえ-」 晩秋に色づく紅葉。 針葉樹の緑を覆っていくかのように 紅く染まる葉は燃え盛っていた。 秋の最後を飾るその姿。 葉が落ちるその時まで 紅く紅く紅く染まり続ける。 Photo Story前回の関連話。 静岡県島田市伊太地区にあるどうだん原。 ドウダンツツジの紅葉は この辺りの地域では11月中旬頃。 静岡に引っ越してきて2年まの秋だが 去年はすっかり見頃を逃してしまっていた。 今年は見頃を狙ってのチャレンジ。 ドウダンツツジは紅葉だけではな

Photo Story|紅燃-あかもえ-/Aamoe

「紅燃-あかもえ-」 赤く染まったドウダンツツジの紅葉。 もみじと比べると 小さい葉が印象的だけど それでも燃えるかのように 情熱的に紅く色づいていた。 Photo Story静岡県島田市伊太地区の山道の途中に 約8,000本のドウダンツツジが群生する 「どうだん原」というところがある。 春はすずらんのような白い花をたくさん咲かせ 夏は緑に生い茂り 秋は真っ紅に情熱的に染まる。 まさに季節の移ろいの中で 色々な姿を見せてくれるのがこの植物。 もみじのような紅い葉

Photo Story|双子-ふたご-/Futago

「双子-ふたご-」 川原に生えていたカワラヨモギ。 なんとも不思議なことに 緑色に染まった葉と 赤色に染まった葉が 1本の株から生えていた。 同じ場所で同じ時を経ながら 同じように成長しているものの 違うのは色味だけ。 気がついていないだけで 植物たちにもたくさんの個性があって それを実は楽しんでいるんじゃないかなって なんとなくそう思えた瞬間だった。 Photo Story先日の晴れた土曜日。 珍しく風もなく この季節にしては温度も高め。 空は雲ひとつ

Photo Story|毬栗-いがぐり-/Igaguri

「毬栗-いがぐり-」 秋を代表する味覚の一つ。 ちくちく痛いいがいがは 中の実が熟すまで守る働きがあるそうな。 実が熟してくると ぱっくり口を開いて はいどうぞと言わんばかりに 食べごろを教えてくれる。 今年も美味しくいただきます。 Photo Story秋の味覚を代表する栗。 栗ご飯、栗きんとん、栗饅頭… どれもこれも美味しいものばかり。 栗拾いも 一度はしたことがある人は多いと思う。 僕も子供の頃は毎年のように、 兵庫県は丹波篠山の地域にて 家族と親戚た

Photo Story|花毬-はなまり-/Hanamari

「花毬-はなまり-」 緑の雑草たちの中に 毬のような可愛らしい花が ポツンと一輪。 紫詰草、 またの名を赤詰草やレッドクローバー。 どこにでも生えてるけど 見つけたらちょっぴり嬉しくなる、 なんとも愛らしい花の一つ。 Photo Story前回前々回の続き。 目指していた山を途中断念し、 途中に紅葉や落ち葉など 美しい光景に触れながらも下山してきた。 近くにある温泉に行こうかと悩んだけど まだ開店時間まで1時間近くある。 少しだけ車を運転して 武尊高原のゲレンデ

Photo Story|落葉-おちば-/Otiba

「落葉-おちば-」 森の中。 優しく柔らかな秋の日差し。 木から落ちた葉は 大地の温もりを感じながら 土の生き物たちによって 少しずつ土に還っていきながら養分となる。 来年の春に 新しい芽の誕生を迎えるために。 Photo Story前回の続き。 一本の紅葉に出会い 小さな幸せを感じている最中、 太陽の柔らかな光が あたりの落ち葉を優しく照らして 優しい世界が広がっていることに気付いた。 多くの木が既に葉を落とし あたり一面に日の光が差し込む。 その光景を

Photo Story|紅葉-もみじ-/Momiji

「紅葉-もみじ-」 山道に現れた紅く染まる葉。 周囲はすでに 冬に備えて葉を落とし 針葉樹の常緑だけが残る中、 ただ一本のモミジの木は 太陽に照らされて燦々と輝いていた。 最後の一枚を落とし切るその時まで、 きっと輝き続けるであろう。 Photo Story群馬県にある上州武尊山。 いつかその頂に登りたいと 今回は2回目の挑戦だった。 1回目はGWごろ。 下宿しているパートナーの長女を 静岡の我が家に連れて帰るために 群馬へと訪れていたのだが、 せっかく群馬

Photo Story|星海-ほしうみ-/Hosiumi

「星海-ほしうみ-」 月明かりもない暗闇の中、 空を見上げれば満天の星空が広がっていた。 無数の光が煌めく星々。 それはまるで星の海のようだった。 Photo Story先日の3連休の中で パートナーの長女が通う とある群馬の高校の文化祭に行っていた。 山奥にあるその学校は 自然豊かな大自然が広がる場所。 都会で生まれ育った彼女は この時世に敢えて自然を選んだのだ。 見渡すかぎるの緑の山々。 川のせせらぎも透明感に溢れ、 そして夜はなんといっても満天の星空

Photo Story|爽々-さわさわ-/Sawasawa

「爽々-さわさわ-」 風に吹かれて 木々が靡くその姿。 ゆらゆらと わさわさと さわさわと 風の強弱によって ゆらぎ方は微妙に異なってくる。 その微妙な加減さは 植物たちのハーモニー。 優しい葉音の心地よさに 耳を傾けながら。 Photo Story優しい風に吹かれた 木々のさわさわした葉音を聴くことは 昔から好きだったように思う。 静かな公園の中で 木の根元近くにあるベンチに座りながら ぼーっと空を見上げて。。。 時折吹く風が 葉っぱを揺らしながら 木漏れ

Photo Story|代萩-だいはぎ-/Daihagi

「代萩-だいはぎ-」 秋を黄色で彩る背高泡立草。 茎の部分が 萩の代用として簾等に使われることから またの名を代萩とも呼ぶ。 外来種であるものの 晩秋でも咲き誇るそれは 虫たちにとって貴重な蜜源となる。 在来種を脅かす厄介者だったが 彼らもまた一つの生態系を作っていた。 Photo Storyセイタカアワダチソウ。 一度や二度名前は聞いたことがあるだろう。 あるいは名前を聞かずとも 必ず一度は目にしているほど 全国的によく見られる秋に咲く黄色い花。 背丈として

Photo Story|秋優-あきやさし-/Akiaysasi

「秋優-あきやさし-」 優しい青空。 優しい紅葉。 優しい空気。 秋の優しさが溢れ出る光景。 Photo Story過去写真回。 2022年10月中旬過ぎに行った、 群馬県片品村の尾瀬ヶ原の秋景色。 ・・・ 尾瀬ヶ原をひたすら歩く。 この日は土曜日だったこともあり 人は結構賑わっていた。 通常のルートだと 鳩待峠から山ノ鼻山荘に向かって そこから尾瀬ヶ原へと進んでいく。 (時計回り) 僕はアヤメ平から尾瀬ヶ原にむかい そこから山ノ鼻山荘へ向かって 鳩待峠