自分で服を選べない人

「何が着たいか、何が似合うか、わからない。」
という記事を見つけました。

そういえば昔、脚繁く通っていた古着屋の店長さんと、“自分で服を選べない人ってかなりいるよ”という会話を交わしたのを思い出しました。

私は生まれてこの方、自分の道は自分で決めたい。自分の服は自分で決めたい。ジャイアンのような強い自我がありまして、笑
高校生の時に聞いたこの一言はかなり衝撃的だったなぁと。え?自分で服選べない人っているの!?って思っていました。


そもそも自分に似合っているものと、自分の着たいものって違うと思うんです。

最近若い女性の間で、パーソナルカラーとか、骨格診断とか流行ってるじゃないですか、あれは自分に似合うものを知るために必要な分析です。
自分の体型がベストに映えるフォルム、ライン。自分がベストに引き立つ色。
これらを知っておくことで、ファッションにおいての”なんか変”はほとんど免れます。
ファッションにおいてのダサい、可愛くないは
=その人に馴染んでないにだいたい当てはまる。

つまり、自分に馴染んでない、雰囲気に合わないものを知っていれば、ダサいを回避できます。

これは余談かもしれませんが、私は

自分が似合っているもの
▶︎他人から褒められたもの
*口先ではなく、信頼できる人というのが大事です

と認識しています。
これは自分の好みは関係なく、客観的に見て、私の体型、地肌の色、全体的な雰囲気として馴染んでいる=似合っている。という解釈です

私が自分の似合う、似合わないの仕分けを終えたのは中学の終わりごろだったと記憶しています。
自分の服は自分で選ぶ!スタイルの、自我の塊だった私は、小学校〜中学終わりまでひたすら色んなジャンルに挑戦しました。
その時はパーソナルカラーも骨格診断の単語も知らず、とりあえず全て着てみる!という力技であらゆるジャンルを網羅し、自分の似合う色、形を突き止めていました。そうするとなんとなく、この色褒めてくれる人多いな、とかこの形の服着てるときスタイルいい!って言ってくれる人多いなぁとかそんな感じで自分の中で似合う、似合わないを仕分けしました。


そして、仕分けを終えた私は次のステージへ登ります。「似合う服の中から、自分がどの服を着たいか」です。

私がいう、自分が何を着たいか、というのはものすごく主観的なものです。
わかりやすくいうと、他人に奇抜すぎない?と言われようが、それで出かけるの?と言われようが、自分のスタイル、センスを貫くのが”自分の着たいもの”です。

大前提として、”自分に似合うもの”の中から選んでいるので、これは個人のファッションスタイルになっていきます。
似合っているの中から、あえて着崩したり自分のアレンジを加えると、個性的だけど、あなたにはとても似合ってるね。の状態になります。
この唯一無二のスタイルを新しい!と認識する人が増えていって、ファッション業界に新しいスタイルが誕生していくのでしょう。



p.s.

ちなみに似合っている中から、王道に行く選択(▶︎清楚系とか)をすると、究極のモテコーデになります。
私は自分のスタイルを見つけるのが楽しくなって今はファッションの勉強をしながら、ブランドの運営などもしちゃってますが、毎年〇〇スタイル!って新しくトレンドを作れる人って、やっぱすごいなぁと感じています。
センスだけじゃなく、広める戦略や、マーケティング力もかかせないレベルの話なので。。

あとパーソナルカラーについてですが、自分にこの色は似合わないからといって、その色を諦める必要はないと思います。
例えば、同じピンクの口紅をつけるにしても
ブルー寄りのピンクと、オレンジ寄りのピンクで肌馴染みが違うかったりするので、色はトーンやカラーバランス、色合わせでかなり可能性が広がります。

Akiho

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