【検証】健康診断の検査数値を、元自衛官で「診療情報管理士・社会福祉士・精神保健福祉士」等を同時に取得していたら何を考える?

秋の健康診断を受診し、結果が帰ってきました。
※体重を10kg落とし肥満から標準体重になって臨んだ健康診断です。

検査結果をみると、肝機能や血液検査は著しく改善し、正常値の2~4倍近くあった異常値を標準より若干高い程度にまで落としていました。

病院で受診してくださいという「要精査」から、病院で受診しなくてもいいから注意してねという「要注意」になったのです。

健康はお金でかえません。どんなにお金があっても、健康が阻害されると旅行や食事など人生の楽しみが阻害されてしまいますから。

気を良くした私は、改めて私自身の健康診断の結果内容を読み解くことにしました。
※これまでは、医師のコメント欄のみ読んでいるだけでした。
検査数値なんて、医師や臨床検査技師でないと読めないと私は、ず~と、ず~と考えていました。しかしながら、医師ですら、医師でもない私よりも検査数値を読み込めない人がいることを知りましたし、医師も人間だから、ヒューマンエラーがあるのは当然。自分の身体は自分でも守っていく必要はあります。
2020年4月1日に晴れて、診療情報管理士として合格し登録されたことをもって、検査数値を診ても悪くはないと思えてきたのがきっかけでした。


健康診断の結果を読み込んでいくと、驚いたことに、私が思った以上に検査の内容が読めるのです。
検査数値を一つみるだけで、どのような病気になっているか(可能性があるのか。)、何に気を付けなければならないのか、といった風に連想できるようにもなっていました。
この検査数値が悪化していると、他の検査数値にも影響が出ているだろう。
影響がでていれば「A」という病気、影響がでていなければ「B」という病気の可能性があるという風に。さらに、健康診断にない検査項目で、検査しておいた方がいい検査項目も連想しました。

丹念に読み解いていくと、B型肝炎にかかる検査結果に異常がみつかりました。

なんとHBS抗体があるとの結果が出ていました(実際は違いました(笑))。

HBS抗体があるということは、B型肝炎ウイルスに一度かかっているという意味になります。
これまで私はB型肝炎になったことがありません。
この数カ月のうちに私はB型肝炎ウイルスに罹患していたことになります。
驚きました。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われます。取返しかつかないほどに悪化するまで、自覚症状がでません。まだまだ大丈夫と長らく放置しつづけ、私は暴飲暴食によりフォアグラのように脂肪がたまった肝臓にしていました。
細菌やウイルスにとっては、私の肝臓はおいしいご馳走になった状態。些細なことで感染症を引き起こしたのではないかと考えました。

あらためて、B型肝炎がおそろしいのは、B型肝炎から肝硬変(肝臓が固くなる)へ、さらには「癌」を引き起こしやすくなることです。肝臓癌になればステージⅠでも5年生存率が57%であり「命」の危険性が生じます。ならないで済むのであれば、済ませたいものです。

日ごろから、ぽつねんと死にたいな~なんて思ったことが多々ある私にとっては、ある意味念願が叶ったではないかという喜びにも似た感情が湧きました。
他に、診療情報管理士に合格せず死亡しましたなんてことにならずにすんで良かったという安心感。
趣味のバレーボール観戦も東京オリンピックを除けば主要な大会はほとんど見たし悔いはないと安堵感が沸き起こりました。
苦しまず、私が私らしく死ねればいいなと思いました。これは、自衛官だった頃の経験が活きました。2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件で、いともたやすく「日常生活」は壊される。戦場にいけば最悪死ぬこともあるので、日々何が起きても後悔しないように生きてきたからです。

自身の気持ちは一瞬で整理がついたのですが、問題は家族。
困ったことは、私がB型肝炎だったとしたら、妻になんて説明すればいいのだろうかということ。
とくに、B型肝炎は「性行為」をもとに罹患する確率が一番高いとどの本にも書かれているので、そういった行為がない私達夫婦にとっては、妻は絶対に私が浮気している、どうしようもない夫なのね!!と言われかねません。言わなくても、私の信用は墓穴の下に、さらに穴を掘る感じになるでしょう。これは困った。
医療機関に勤めているのだから、なにかしら感染廃棄物でひろってきたのかもなんて言っても、絶対に、妻は信じない。ますます不信感を高めるには違いありません。

次に、職場にどう申し開きをすればいいのだろうと考えました。B型肝炎にかかっているかどうか再検査することになるので少なくとも2日は受診しなければなりません。一日目に血液等の検体を採取してもらい、二日目に検査結果がでるので、最低2日は休まないといけなくなるからです。それに私は医療系。他の職員は勿論、患者さんへの罹患は絶対にさけなければなりません。

悩みというものは「自分」のことよりも「人間関係」なのだなとつくづく思い知らされました。

医療費はまったく心配しませんでした。貯金(4桁万円)はあるし退職金も試算すれば数年は働かなくても食べていけます。デスクワークだから死のぎりぎりまでは仕事ができる。最後の手段は生活保護で乗り切れると踏んでいたからです。

社会福祉士や精神保健福祉士として知識と実践では、私が「A」という病気だったら〇〇の制度を使って医療費の自己負担を軽減しよう、家族には〇〇しておこう、家族の中でも「それぞれの家族の性格」をみて「伝えること」「あえて伝えない」ものはどれにするのか、早いうちに練りこんでおこうと考えました。

また、公僕として17年以上たったこと(行政書士の試験を受験しなくても行政書士になれる)、厚生労働系の事務官であり、医療機関の事務職でもあったことで、例えば生活保護や障害年金等の依頼は勿論、どのレベルだったら、「確実に」受給できるのかという匙加減、「同時進行」で予想が立てられるようになりました。

 普通の一般人だったら、医療や福祉や行政について「わからない」という不安が積み重なるところ、私にはそういった類の不安は面白いくらいにまったくなかったです。

ともかく、現時点で感染症にかかっている疑惑が出たので、躊躇している暇はありません。

最善手を打ち続ける必要はあります。
B型肝炎以外のウイルスや細菌に罹患しているかもしれないので、大学病院クラスでみっちり検査してもらうのが一番かもしれない。しかし、2020年は新型コロナウイルス禍です。
最悪なシナリオは、B型肝炎にもなっていないけど、「受診した時に新型コロナウイルスになる」ということを考えました。これは断じて防がなければならない。
そう考えるとB型肝炎に特化し感染しているかを考えることが大切。

セオリーどおり、地域の基幹病院に受診するのがベスト。さっそく予約を入れました。
医師が常駐していないため、診察日をチェックして早速予約をいれました。

「感染症にかかっている疑いがあればすみやかに受診しよう。」

次回、衝撃と笑劇の定性検査編へ。

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