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海外で美容師をするために必要な3つのこと


こんにちは。AKI です。

現在LONDONで美容師をしてます。

今回は海外で美容師をやりたい方、将来考えている人に向けて

海外で美容師をするために必要な3のことについて

お話ししていこうと思います。

海外では『どんなことが必要になるのか』といったことは

非常に気になることだと思います。

ということで今回は僕が肌で感じた海外で美容師をやるために

必要なことを簡潔にまとめてお話していきます。

今回の記事に関しては、語学力やVISA といったことでなく

『美容師として』必要な能力について話していきます。



今回の内容


・海外で美容師をするために必要な3つのこと

 ●提案力

 ●知識

 ●経験値



【海外で美容師をするために必要な3つのこと】



結論から言うと大きく分けてこの3つになります。

1,提案力

2,知識

3 ,経験値


ざっくりしてますね。そして日本でも同じような気がするでしょう。

なぜ特にこの3つのことが必要なのか深堀りしていきます。



【提案力】



提案力は絶対に必要になります。

「デザインにおいた提案」にしても、「髪質に合った提案」にしても提案してくれる人を好む人が多いし、それを求められます。

日本人に対しての接客はどちらかと言うと

『寄り添い型で聞き上手』の方がうけるイメージ。

全員がそうといっているわけではなく、割と多い割合でそうだよねという感じです。

そこには日本人の性格的特有もあります。

例えばこんな感じ↓

『お任せ』というオーダーを言ってきた場合

日本人のお客様:『前髪はこのくらいで後ろはこのくらいでここはこうで、、、あとはお任せします!』


外国人のお客様:『こんな感じにしたいけど、何かいいデザインとか私に似合うのある?似合う感じでいい感じにして!プロでしょ?』

すごくざっくりと書いてますがこんな感じ!


美容師の方は分かるかと思いますが、前衛的なスタイルにしても保守的なスタイルにしてもこういったことは日常茶飯事です。

つまり、様々なデザイン提案が出来る引き出しをもっていないと

『厳しい側面もある』ということです。


【知識】



知識力は圧倒的に勉強しておいた方がいいです。

特にケミカル(カラー材やパーマ材)に関してや

色に関する知識は絶対的に必要になります。

なぜかというと、まず日本で今主流になっているような

イルミナカラーといった、初めからカラー材が完全に作られていて

「ある程度の技量があれば誰でも綺麗に染められるカラー材」

を使っていないことが多いです。

基本的には単色のカラー材を混ぜたりして、作っていくことが当たり前なので、補色の関係や色の色相環といった知識はもちろんのこと髪質、カラー材そのものの知識、様々な基礎知識が非常に重要になってきます。

あくまでも例ですが、日本人、外国人で同じ硬毛の方で同じカラー材を使用したとしても

微々たる差ではなく全く違う色になるといったことが起こりうるということです。

正直この辺は卓上の理論では難しい部分もありますが、

『基礎知識がないことには何も始まらないし考えることすらできない』ということです。

海外に出たいと考えている方は

基礎の知識を身に付けることを強くお勧めします!

混色のカラー材ばかり使うのではなく、

『きちんとブレンドして補色を使った理論的カラーをガッチリと固めておきましょう!』

その上で「ブリーチを使ったテクニック」や「トナーの仕方」といったことや

「海外の人が好むスタイル」、「バーバーのテクニックのフェード」

といった技術なども勉強していきましょう!


【経験値】


これは意外とびっくりすることかもしれませんが

「どのくらい経験があるのか」

「どんな場所でやっていたのか」

といったことを気にする人がある一定数います。

『あなた何年くらい美容師やっているの?』

『あなたどこでやっていたの?』

と聞かれることもしばしば、、

「東京でこんな美容室で何年やってたよ」というと

安心した顔をする人もいました。

日本人はルックスが幼く見えることがあるため、

「経験値がないのだろうか?」「大丈夫だろうか?」といった不安を持つ人もいます。

僕は見た目をなるべく大人な感じに見えるようにしているので

あまり経験値がなさそうと思われたことはないですが、

(むしろ、「あの方ここの店長?」という風に他のスタイリストのお客様が言っていたことも、、)

しかし初めに不安そうな顔をしているなと感じた人は何人かいました。


ここで思うことは、経験値ももちろん大切。

(例えば今地方の小さな美容室でやっているからそれは経験不足という風に見られるのではないかといった不安もあるかと思います)

でもそれはいくらでも自分で更新していけるし、そこでしっかりやっていて

技量があれば問題ないことだと思います。

正直、ここでいう経験値はどこでとか年数とかではなく、

パッションを持ってやっていたかどうかなどだと思う。


また、『自分の見せ方も非常に大切』ということ。

身なりもそうですし、姿勢や接客の仕方、自信のある雰囲気など

自分自身をブランディング していくことは大切になると感じています。

語学力がないなか接客しなくてはいけないぶん、非言語以外での伝え方や振る舞いなどはファーストインプレッションとして物凄い重要。



【まとめ】


ざっくりとですが、

1,提案力

2,知識

3 ,経験値


この辺を意識しながら海外に出るための準備をしていってみてください。

もちろん語学力などといったことは当たり前ですが。

最後に述べた、自分自身をブランデイング すること、見せ方をコントロールすることも少しずつ意識して生活していくと

美容師としてだけではなく、生活していく中で非常に役立つ面がたくさんあると肌で感じた部分です。






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