SNSが日本の美容師業界に与えた悲劇
『SNSが日本の美容業界に与えた悲劇は計り知れないと思う。』
そんなことに対して日々を思っていることを少し書いていこうと思う。
【SNSが日本の美容業界に与えた悲劇】
一番最近、痛感していることは、
「中途半端な美容師が、中途半端に技術を教えてしまっている現状」
ということ。
一個人が簡単に赴くままに発信できること
僕もそれ自体は悪いと思っていないし、こうして自分の考えを書いたり、自分のアイデアや作品をInstagramに載せたりしている。
そこからの派生でオンライン、オフラインで講習して教えていたりしている美容師も少なくはないだろう。
しかしながら、問題なのはフォロワー数が多いだけやInstagramに載せている写真が良いだけで技術が伴っていない人が、『人に教えてしまう』ということ。
「双方に合意があればいいのではないか?」という意見もあるだろう。
それも間違ってはいないのかもしれない。
少し僕の話をさせていただくと日本では有名なサロンにもともと働いていた。そこでは多くの経験をさせていただいて、講習のアシスタントや業界紙の撮影などについていかせていただく機会が多くあった。
言うまでもなく、本当に技術的には超一流クラスの人たちだ。
講習のアシスタントとしてついていた際は、僕自身が講習生に教えることがある。メインの講師のアシスタントとして行くわけだが、質問を受ければ、どのようにカットするのかなどを答え教えるといったような感じだ。
そんな環境の中で育ったため、ヘアカットなど本質的な部分や原理原則については他の方よりもより理解しているつもりだ。
今現在はそのサロンを飛び出したわけだが、話を戻すと、僕自身もSNSなどを通して様々な情報に触れる機会は皆さん同様に多いと思う。
そんな中で間違った情報や技術、原理原則から外れているものなどをどや顔で発信していたり講習していたりするものを見たりすると、
「なんだがむず痒くなる」
結局中途半端に本質でないものを教えるということは、そういった誤った情報が拡散されていくこと。
そして誤っていたり成熟していない技術によって、最近話題になっている「失敗を一般の人に拡散される」なんてことが起こっている。
別に発信をすることや自分の考えやこういう感覚を持って仕事しているというのを一個人が発信することは悪くないと思うし、するべきことかもしれない。
僕自身も技術を伝承していくことや伝えていく事は非常に大事だと思っているし、教育が行き届いていないからこそこういった状況になるのもわかっている。特にカリキュラムや教育制度が整備されていないサロンが多いと言う現状も知っている。
そして盲点なのが、フォロワー数が多いからといって技術がうまいというわけではなく、めちゃくちゃうまいけどフォロワー数が全然いないという人もいる。
お客さんからも、ものすごいフォロワー数がいる人に切ってもらったことがあるが、、、、などといったことを聞いたことがある。
お客さん自身が自分に合った美容師を簡単に探せる時代になったかもしれないが、ある意味判断が難しくなっていると言う現状もあると思う。
結局は、情報の発信者にも受信者にも責任はあるよねという話になってしまうのだが、それに美容師の業界に限った話ではないと思うが。
嘘、偽物、誤った情報をきちんと見抜ける能力がなければ、SNSやネットを使いこなすのは難しい。
だからそういった『リテラシーを高めていくこと』がとても重要なことだと思う。
という話。
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