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議論は前提知識の共有が大切

twitterとかテレビ番組とかで噛み合わない論争を見ると、お互いの前提知識がずれてるなと思うことがよくあります。

例えば、Aさんは a,b,c という知識を前提に、●●という持論を持っているとします。一方で、Bさんは d,e,f という知識を前提に、▲▲という持論を持っているとします。つまり、持論に基づく前提知識が両者で全く異なるとします。

ここで、Aさんが「相手も a,b,c という知識を前提に話している」と思い込んでいたら、Bさんの持論が理解できず「何言ってんだこいつ」状態になりかねません。

しかし、Bさんが d,e,f という知識について説明すれば、Aさんの前提知識は a,b,c,d,e,f になります。そうすればAさんも▲▲という持論に納得するかもしれません。または、それなら●●や▲▲よりも■■の方が良くない?と持論が改良されることもありそうです。これは建設的な議論だと思います。

一方、議論が噛み合っていない時は、相手の前提知識を確認していないことが主な要因になっていると思います。
または、論破することが目的になっており、相手の話を聞いていなかったり、重要な説明を省いている場合もあります。これは議論ではなく主張であり、喧嘩や憂さ晴らしに近いと思います。

あと、上司と部下の話が噛み合っていない時も、前提がずれていると思う時があります。相手の話を聞けば前提がずれていることに気付きやすくなると思うのですが、忙しい時に話が通じないとキレる場合があるので注意(笑)

前提知識を共有するのが大切だと言いたかったのですが、そもそも相手の知恵を借りる姿勢で議論することが大切なのかなと思いました。

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