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地球温暖化で引き起こされる干ばつでどんな悪影響が予想される?

今日は、「そもそも気候変動って、実際には何が起きているの?」シリーズの第3弾として、「地球温暖化で引き起こされる干ばつでどんな悪影響が予想される?」についてご紹介したいと思います。

第1弾(その1)では、「そもそも気候変動や地球温暖化って本当に起きているの?」について取り上げました(下記参照)。


第2弾では、「なぜ台風は地球温暖化によって凶暴化するのか?」について取り上げました(下記参照)。

第3弾では、「地球温暖化で引き起こされる干ばつでどんな悪影響が予想される?」で、「地球温暖化」と「干ばつ」の関係について取り上げたいと思います。


まず、地球温暖化で気温が上昇すると、第2弾のように海面では水蒸気が上昇する。一方で、陸上では陸地が乾燥しやすくなる。

湖や池に流入する水よりも、蒸発する水分量が上回ると、上記のパズホール湖のように湖が縮小する。

森林では乾燥が進むと山火事が起きます。
そして、山火事が起きた周辺では大気汚染が起きます(下記参照)。

記憶に新しいのは、2019年から2020年にかけて起きたオーストラリアの山火事。日本本州の50%を占める約1000万haの森林が焼失し、コアラを含む10億匹以上の動物が犠牲になったと言われている。

山火事は、大気汚染や生態系への影響だけでなく、わたしたち人間の生活にも大きな影響を与えます。食料です。

2019年に発生したロシアの山火事は、1200万haの森林が焼失しました。
その4ヶ月後、山火事の影響でロシアは小麦をはじめとする穀物の輸出を停止しました。同時期に隣国のウクライナでも穀物輸出を制限したため、世界の食料価格が最高レベルに達しました。

気温上昇によって陸地から水分が減り、干ばつや砂漠化に拍車をかける。
また、気温上昇によって、水の消費も増えます。

すでに、世界では人口の40%が水不足の影響を受けていると言われています。このまま気温上昇が続けば、その影響はさらに広がると思われます。

水サイクルの悪循環。
今後、さらに現時点では予測がつかないほどの水不足も十分考えられます。


最後に、感想に強いというラクダさんのリフレッシュ姿の写真で、乾燥した心を潤して頂ければと思います。


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