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長野、桜旅行(中小企業診断士目線)

観光スケジュール

4月12日:梅田→夜行バス
4月13日:上田駅→上田城跡→長野駅→善光寺→いむらや→松本駅→松本城
4月14日:松本駅→茅野駅→諏訪大社(本宮)→(前宮)→高遠城址→伊那→大阪へ

書き出してみると超ハードですね。真似はしない方がいいと思います。

行った理由

  1. 子供に真田の漫画を読ませているから

  2. 高遠の桜を見に行きたいという妻の希望を叶えるため

  3. 観光のネタになると思ったから。

  4. 国宝5城の制覇のため

よかったところ

タイミングとお天気が最高に良かったので、桜は満開でした。大阪のソメイヨシノと違ってピンクが強いので、イメージする桜という感じで、とても素晴らしいと思いました。

上田城跡:千本桜というだけあり、非常にきれいでした。
松本城:夜間ライトアップはすごかったです。(人の数も・・・)
高遠城址:天下第一の桜というだけあり、桜だらけです。

長野・善光寺

善光寺はお寺として規模が大きいですし、お坊さん方の対応も非常にフレンドリーですし、非常に良かったと思います。

善光寺の後で食べた「いむらや」さんのあんかけ焼きそばはこれぞ、B級グルメという感じですごくよかったです。(ボリュームは想定外でしたが)

全体通して、非常に満足できる旅だったと思います。
子供を連れての旅行は面倒ですが、やっぱり楽しいですね。どうしても、教育視点で文化系に行かせようとしますが・・・

もったいないところ

諏訪大社

間違いなく一番は諏訪大社ですね。時間的に一か所しか行けなかったので、上諏訪に行ったのですが、こんなん?っていうのが本音です。

下諏訪はさびれているという情報が多数出ていたので、上諏訪の大社に行ったのですが、これでましだったら、下諏訪はどんなレベル・・・?

諏訪大社は全国的なニュースにもなるぐらいで、知名度は高いですし、そこそこお客さんも来ていました。雰囲気もいいと思います。(掃除機の音が残念でしたが)

とりあえず、お金が落ちる仕組みが全然ありません。本宮・前宮、秋宮・春宮と別れていること、行政区域が諏訪市と茅野市の2か所に分かれているのも取り組みが進まない一つの理由かもしれないですが。

地域の神様という意味であれば、静かで今のままがいいというのはわかりますけどね。ただお金になる部分がないと、若い人たちは入って来ないような気もします。

高遠

桜祭りはすごい人の数ですが、渋滞がすごくて、動けなくなっていました。もっと歩かせないとお金は落ちないと思いました。

町全体でのお金を稼ぐうえではバスでのピストンの方がいいと思います。運転手さんが確保できない問題はありますけど・・・

まぁ、駐車場でお金を稼ぐのは楽でしょうけどね・・・、単価を上げて数を減らした方が満足度は高まるし、リピーターも増えると思います。

桜祭り・花まつり

桜祭りって色々な場所でやっているのですが、経営的にはそもそも非常に難しいですよね。

期間も短いですし、タイミングもズレちゃうし、天気にも左右されます。これを収入面で頼りにするというのはハードだと思います。

高遠も桜のタイミング以降はお客さんも全然少なくなってしまうということですし。

桜自体も使い道がありません。さくら茶の振る舞いは頂いたんですが、桜自体をビジネスに使えないんですよね。角館(かくのだて)では樺細工とかありますけど。

桜祭りは集客力はすごく高いですが、運営者側の目線では継続が難しいと思ったりします。

高遠は公園の入場料を取っているので、まだマシだとは思いますけど、それでも5000万円程度でしょうし、運営費・管理費としては厳しいでしょうね。

イベントを支援することもありますが、基本的には赤字なので、継続するためにはやっぱり収益化が必要になってきますよね。一部の人は儲かったりもするんですけど。

中小企業診断士と上田・長野・松本・伊那

上田市は中小企業診断士さんもそこそこいますね。

一番上に出てくるのはタカジアンドパートナーズさんですね。

大阪出身の人みたいです。昭和63年生まれとか、若いですね。一度会ってみたら面白いかもと思ったり。

長野市で検索するとやっぱり県協会ですよね。

ただ、県協会は松本市にあるみたいです。また、どこかで遊びに行かせていただこうと思います。(ただ、大阪⇔松本はかなり遠いんですよね)

伊那市で調べると伊那市出身の診断士が出てきます。ただ、住んでいるのは横浜市みたいですけど。

上田市・長野市・松本市・高遠町の観光の競合先

長野市・松本市

観光で見たときに長野市と松本市はやっぱり強いですよね。

長野市は善光寺、松本市は松本城というキラーコンテンツがあるので、特にインバウンドには人気がありますよね。

松本城は上りましたけど、人が多すぎでした。行った日は3,500人ぐらいの入場者と聞きましたけど、毎日2,000人を超える人があの狭い城に入っているというのは相当だと思います。

関東に一番近い国宝の城というだけで、絶対的な強みですよね。

善光寺も人だらけでした。タクシーの運転手の方は平日はそうでもないということですが、やはり善光寺の周辺は新しいお店がたくさんできて、特にオリンピックとアーケード撤去で大きく変わったという話でした。

松本市・長野市は競合先が存在しないレベルだと思います。ただ、その他の地域は辛いと思います。

上田市

上田市は真田幸村は人気がないわけではないですが、真田氏ゆかりの地は遠すぎです。

また、観光施設が点在していますし、結局、上田城を回っておしまいにするしかなかったです。フィルムコミッションとかの取り組みは面白いと思いましたけど。

伊那市・高遠町

高遠町はアクセスが悪すぎですよね。電線地中化とか力を入れていますけど、どうにもできないレベルだと思います。正直なところ、桜に絞っているのは正解なんでしょう。

伊那市自体もアクセスが悪いので、高速道路でしかアクセスができない状態ですし。(飯田線は1時間に1本程度ですから。)
そして、観光資源も伊那市自体にはないので、高遠町に流しています。

伊那市駅前の商店街も寂れきっています。市役所だけが立派すぎて、色々と文句出るだろうなぁと想定したりしました。

自分ならどう提案するか

松本・長野は新しいお店もたくさんできています。そのままでも盛り上がっていくんだと思います。

上田、伊那はアクティビティか寄付に近い形で『自分だけの特別性』を打ち出すのが一つですよね。

『登山』×『戦国』とかは定番でしょうけど、小・中学生ができるツアー的な取り組み、外国人向けの大人の甲冑を着ての登山とか。

あとはソバがらみでは、山菜の天ぷらにもっと突っ込んでいくとかでしょうね。

ただ、立地的にも伊那市自体は製造業に特化していくのが、自然な流れな気がします。

まとめ

全体的に面白い旅行でした。子供も妻も満足はしていましたし。
子供が小学生のうちに国宝5城を制覇できたのもよかったです。

個人的にも観光資源の活用方法について色々と考える旅になったのはよかったと思っています。

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