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スポーツ業界の新型コロナウィルスに対する対応

こんにちは、小林あきふみです。今回は世界的に猛威をふるっている「新型コロナウィルス」の対応について情報をまとめ、整理していきたいと思います。まず、現時点での主要スポーツの対応状況をまとめてみました。

国内主要スポーツの主な対応(2020年3月7日 時点)

 【Jリーグ】 3月15日(日)までの公式戦の開催延期
 【プロ野球】 オープン戦全試合を無観客試合で実施
 【Bリーグ】 2月28日(金)から3月11日(水)のB1リーグ戦
         およびB2リーグ戦の開催延期
 【大相撲】      三月場所を無観客で実施、春巡業は延期または中止
 【ラグビーTL】 第7節、第8節を延期
 【Tリーグ】 2019-2020シーズン プレーオフ ファイナルの開催延期
 【Vリーグ】 DIVISION1 MEN V.FINAL STAGE FINALを無観客試合で実施
         DIVISION2 MEN残り試合は3月8日(日)までの試合を中止

上記の通り、「無観客試合」と「開催延期・中止」という対応となっています。まずは、感染拡大のキッカケになってしまう可能性がある「大規模イベント」を自粛している形となり、この「国難」を乗り切る為にスポーツ業界も一丸となり取り組んでいる状況です。


そして、最も難しいと感じているのは「この状況がいつまで続くかわからない」という事です。試合が無いことにより、クラブ・球団の収益において大きな割合を占める「チケット」「飲食」などの収入が0になります。さらに、現在はチケットの「払い戻し」が発生している為、収益が0になるだけでなくマイナスが発生しています。この「自粛ムード」の中、どのタイミングで通常開催に戻すかは非常に難しい判断となります。


『コロナウイルス対策連絡会議』の発足

この難しい状況を「スポーツ業界」として乗り切り、スポーツ業界全体の対応力の強化を目指していく為に一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)から3月2日(月)に発表されたのが「新型コロナウイルス対策連絡会議」の設立です。

次回は3月9日に開催されるということで、「プロ野球の開幕戦をどうするのか」を含め、どのような対応をしていくかは我々の仕事にも大きく関わってきますので非常に注目をしています。このあたりは来週には色々と決まっていくと思われますので業界の判断を待ちたいと思います。


「エンターテイメント業界」の対応

そして、このような閉塞感のある状況だからこそ「エンターテイメント業界」の役割は非常に重要になってきます。既に様々な企業が自社のコンテンツを活用し、支援サービスを打ち出しています。下記が支援サービスの一部をまとめて記載しています。

 エイベックス:TRF、浜崎あゆみなどのライブ映像を無料公開
 集英社:『週刊少年ジャンプ』13号分を無料公開
     『ONE PIECE(ワンピース)』のデジタル版1~60巻を無料公開
 文藝春秋:小中学生向けに電子書籍30タイトル以上を無料配信
 動画配信サービスHulu:一部のドラマやパラエティ番組を3月6日~31日まで無料配信
 ポケモン:イラスト素材100種類以上を無料公開
 ブシロード:「バンドリ」などのアニメ・ライブ動画を無料公開
 カラオケパセラ:1食100円・テイクアウト専門の「パセラこども食堂」をオープン

主に休校になった小中学生向けのサービスとなりますが、各社ができることを実施していることがうかがえます。

また、各プロスポーツクラブのSNSでもこのような状況を踏まえ、様々なコンテンツを配信しています。
そして、少し前の動画にはなりますが、今まで見た中でも屈指の面白さだった川崎ブレイブサンダースから公開された『神回』を共有させて頂きます。お時間ある方は是非お楽しみください。

新型コロナウィルスの影響により「スポーツ業界」は間違いなくビジネス的に大打撃を受けています。それは、「チケット」「飲食」などの目先の減益だけでなく、社会全体が停滞することにより「スポンサー」や「放映権」にも影響が出てくることも想定されます。しかし、スポーツ業界が一丸になることで、必ずこの「国難」を乗り切ることができると信じています。

そして、このような状況だからこそ、「ピンチはチャンス」というマインドで我々も様々なチャレンジを引き続き実施していければと思っています。

<おまけ>
SNSでも様々な発信をしていきます。是非、お気軽にコメントやフォローをして頂ければ幸いです!

Twitter:@akifumi0502

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